読売新聞オンライン

メニュー

貝島太助像修復始まる 直方市、市民団体の寄付活用

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

台座から切り離され、クレーンで運ばれる貝島太助の銅像
台座から切り離され、クレーンで運ばれる貝島太助の銅像

 直方市殿町の多賀町公園にある貝島炭鉱創業者、貝島太助(1845~1916年)の銅像の修復に向けて21日、台座から切り離す作業が行われた。市は富山県高岡市の専門業者の元に運び、長年の風雨で傷んだ部分を補修する。費用は市民グループからの寄付を活用する。

 銅像は、長崎市の平和祈念像を手がけた彫刻家、北村西望せいぼうが制作して1959年、貝島の邸宅跡の同公園に設置された。完成から約60年がたち、劣化が目立つことから、直方市の市民グループ「さんりん舎」が修復を計画。費用に充ててもらおうと、戦前戦後の直方をテーマにした写真集を出版して今年1月、売り上げの中から60万円を市に寄付した。

 専門業者は、全国各地の銅像の制作や修理を行っている「竹中銅器」。塗装をはがして腐食部分を補修した後、再塗装を施す。貝島太助の銅像は8月下旬、一連の作業を終えて同公園に再び設置される予定だ。

 21日の作業では、同社社員がエンジンカッターや削岩機を使って台座から切り離し、クレーンでつり上げてトラックに積み込んだ。担当部長の高辻武男さん(67)は「傷みが激しいが、できるだけ往時の姿に近づけたい」と話していた。

 作業を見守った「さんりん舎」メンバーの一人、元直方文化連盟会長の中村幸代さん(75)は「念願がかない、感慨深い。修復をきっかけに直方の歴史に関心を持つ人が増えてくれるとうれしい」と期待していた。

無断転載・複製を禁じます
1360174 0 ニュース 2020/07/23 05:00:00 2020/07/23 05:00:00 2020/07/23 05:00:00 台座から切り離され、クレーンで運ばれる貝島太助の銅像 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200722-OYTNI50021-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)