自動運転車いす院内進む 久留米工大と熊本の病院実証試験

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 久留米市の久留米工業大と熊本市の熊本赤十字病院は、患者の声を認識して目的地まで自動運転する車いすの実証試験に取り組んでいる。人同士の接触を減らして新型コロナウイルスなどの感染リスクを低減させたり、医療スタッフの負担を減らして災害の被災地への派遣要員を確保したりする狙い。来年度からの段階的な導入を視野に入れ、共同で技術開発を進める。

 車いすの自動運転システムは、同大インテリジェント・モビリティ研究所長の東大輔教授(47)らのグループが開発。2015年度から久留米市の病院や商店街、福岡市の福岡空港などで実証試験を重ねている。AI(人工知能)を搭載し、センサーも内蔵しており、障害物を避けることができる。

 熊本赤十字病院での実証試験は4月に開始。来年3月までに▽人混みなどで位置情報が分からなくなった場合の遠隔操作による支援▽院内での事故防止方法▽血液輸送バッグの輸送▽患者の既往歴のデータベースと連携した遠隔問診――などのテーマで、システムの試験と共同での技術開発を予定している。

 これまでの実証試験は、新型コロナ感染防止のため、久留米市の大学にいる東教授らと病院をオンラインで結んで実施。病院スタッフが車いすに乗り、準備したマップに沿って受診場所への最適ルートを進むかどうかなどを確認した。

 同病院は国際医療救援拠点病院に指定され、東日本大震災や熊本地震、ネパール大地震など国内外の大規模災害時に医療スタッフを派遣している。

 宮田昭・副院長兼国際医療救援部長は「患者や医療スタッフを感染から守るとともに、自然災害などの不測の事態が起きた時に必要な人材を確保するために役立つ」と強調。東教授は「新型コロナの収束後も医療分野で貢献できる。患者が安全に使えるように、技術改良に取り組みたい」と話している。

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