じゃーなる洞南500号 折尾に密着44年 話題や郷土史
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北九州市八幡西区折尾地区のローカル新聞「じゃーなる
白石さんの父、
紙面では折尾地区の歴史などを掲載。江戸時代に築かれ、地区を流れる堀川運河について記述した際は、石炭の輸送などに活用され日本の近代化に貢献した役割、堀川をめぐる行政や市民グループの活動などを紹介した。ノンフィクション作家の
白石さんは、止さんが70歳を過ぎて体力が衰えた二十数年前頃から、取材を手伝うようになり、記事の書き方を教わった。「折尾のために役立つ新聞を続けてほしい」。父親の思いを託された白石さんは、2001年に発行責任者を引き継いだ。
現在、白石さんを除けば、スタッフは郷土史に詳しい男性のみ。白石さんは市民センターを回るなどし、イベントや地元のために頑張っている人の情報を集める。「掲載してもらい記念になった」という声が励みだ。
一方、広告収入が、発行費用を支えており、白石さんがスポンサー回りもこなしている。紙面には、八幡西区内の企業や病院、大学などの広告が毎回60本前後掲載される。「発行当初から広告を出しているスポンサーも多く、多くの人から大切にされていることを実感する。まだ、やめられない」と力を込めた。