堀川運河400年 催し続々 中間唐戸 29日に土台見学
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中間市は、江戸時代に築かれた堀川運河が2021年に着工から400年になるのを記念し、遠賀川から取水のために設けられた水門「中間唐戸」(県指定文化財)の土台部分の見学会や、堀川沿いのライトアップなどのイベントを企画している。
堀川運河は、治水や水上輸送などを目的に1621年に掘削が始まり、1762年に板の枚数で水量を調節する中間唐戸が完成し、開通した。
中間唐戸の見学会は29日に開かれ、土台部分は中間唐戸下部を流れる川に入って見学する。市によると、このような中間唐戸の見学会は初めてという。土台の岩肌にある掘削の際に付いた多数のノミの跡を確認、触れることもできるという。
募集は計40人。午前10時から5人ずつ案内する。参加無料。申し込みは20日まで。
12月20日には「堀川ウォーキング」を開催。中間唐戸などがある堀川沿いを歩く。参加者にはお茶や、ぜんざいが振る舞われる。参加無料で定員は60人。申し込みは12月18日まで。
12月19日~来年1月31日には、中間唐戸から下流に向かって堀川沿いの約500メートルにわたって、竹灯籠を並べ、川面には竹で作ったランプをつるす。
同市生涯学習課の吉田浩之学芸員は「イベントを通じて運河が果たした役割や、工事の苦労を知ってもらい、地元への愛着を深めてほしい」としている。各イベントの申し込みや問い合わせは、同課(093・246・6224)へ。