大蛇山戦前の目玉 熊本で発見、由緒書も

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戦前の大蛇山の目玉や由緒書を寄贈した三好さん(左)
戦前の大蛇山の目玉や由緒書を寄贈した三好さん(左)

 1938年に作られた大牟田市の夏祭りに登場する山車「大蛇山」の目玉が熊本県内で発見され、17日に市に寄贈された。戦前の祭りの様子がうかがえる由緒書も完全な形で残っており、市は「大蛇山の歴史を知る上で、(空襲などを免れて)奇跡的に残った貴重な資料」として、市立三池カルタ・歴史資料館で展示する方針。

 市などによると、目玉は幅28センチ、高さ22センチ、厚み18センチ。色は灰色と黒色で、元々の銀色がくすんだものとみられる。由緒書には、「鉢巻法被姿ノ地方青年等鐘大鼓ノ祇園ばやしニ掛声勇マシク」や「紅蓮ぐれん火焔かえんヲ吐ク姿ハ壮絶ノ極ミナリ」など、現在の祭りのにぎわいや火を噴く大蛇山と同様の様子がうかがえる記述が見られる。

 目玉は38年8月、市民から熊本県内で炭鉱関連の仕事をしていた城崎茂吉さんに贈られた。城崎さんの親族で、幼少期から一緒に住んでいた熊本市西区の主婦緒方裕子さん(70)によると、目玉は神棚の横に祭られ、毎朝、城崎さんらが手を合わせていたという。

 緒方さんは今年8月になって、目玉について大牟田市に相談。市が調査した結果、市内の神社などに由来する「祇園六山」の一つ、本宮弥剣神社の大蛇山の右目と判明し、同神社に戻された。

 同館で行われた贈呈式には、同神社総代会の三好和雄会長(69)が出席し、梶原伸介館長に手渡した。三好会長は「多くの人に見てもらいたい」と話している。同館では「来年に延期された祭りを盛り上げる形での展示を考えたい」としている。

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1633847 0 ニュース 2020/11/18 05:00:00 2020/11/18 05:00:00 2020/11/18 05:00:00 戦前の大蛇山の目玉や由緒書を寄贈した三好さん(左) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201117-OYTNI50014-T.jpg?type=thumbnail

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