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放置自転車減 景観向上へ 福岡市

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福岡市が閉鎖した「天神サザン通り」の路上駐輪場
福岡市が閉鎖した「天神サザン通り」の路上駐輪場

 かつて全国ワーストだった福岡市内の放置自転車が減少し、市が路上駐輪場の閉鎖を進めている。強制撤去や街頭指導とともに、新ビル建設などに合わせて施設型駐輪場の整備を促す取り組みが奏功した形だ。市は今後も路上駐輪場を減らし、歩道のゆとり確保や景観向上につなげる方針を示している。

 同市・天神の中心部にある「天神サザン通り」の路上駐輪場(145台収容)。市は20日、2000年に開設されたこの駐輪場を閉鎖し、ロープを張って新たに止められないようにした。21日には、残っていた自転車を全て近くの市営駐輪場に移動させた。

 平坦な地形で街がコンパクトな同市は、他都市に比べて自転車の利用者が多い傾向。しかし、人口増に伴う自転車利用者の増加に駐輪場の整備が追いつかず、放置自転車の増加が課題になっていた。内閣府の調査によると、天神の放置自転車は01年に4530台、03年に4217台となり、それぞれ全国ワーストを記録。01年は市全体でも1万8531台となり、放置率が33・8%に上った。

 こうした状況の中、市は対策を強化。放置自転車の強制撤去や街頭指導に加え、暫定的な防止策として、幅が広い歩道への路上駐輪場の整備を進め、ピーク時の15年には市内に6364台分を確保した。

 また、市は条例で商業施設などの建設時に駐輪場設置を義務づけており、天神やJR博多駅周辺では、新ビルが完成するたびに数百台規模で駐輪スペースが増加。19年度末までに市全体で621施設、計約5万7000台分の民間駐輪場が整備された。市役所前の「天神ふれあい通り」など、市営の施設型駐輪場の整備も進めた。

 その結果、市内の放置自転車は少なくなり、19年は天神で40台に減少。市全体でも1000台となり、放置率は1・7%に下がった。これを受け、市は同年に博多駅筑紫口周辺の路上駐輪場(580台)を撤去するなど、歩道のスペース回復も進めることにした。

 市によると、市内の路上駐輪場は14か所に計約5100台分が残っている。市は再開発促進事業の「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」で規制緩和の優遇策を受けられる条件に、条例で義務化した台数以上の駐輪場整備を設けており、路上駐輪場の閉鎖をさらに進める方針。市自転車課の高木通裕課長は「街の姿が変わるのに合わせ、ゆとりある歩道の利用や景観の向上に努めたい」と話す。

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1790113 0 ニュース 2021/01/23 05:00:00 2021/01/23 05:00:00 2021/01/23 05:00:00 閉鎖され、自転車が止められないようにロープが張られたサザン通り駐輪場 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210122-OYTNI50019-T.jpg?type=thumbnail

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