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香春独自のチェック柄 小中学生が議論し決定

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香春チェックを取り入れた香春思永館の制服やカバン
香春チェックを取り入れた香春思永館の制服やカバン
5色で構成された「香春チェック」
5色で構成された「香春チェック」
背景に香春チェックを使った缶バッジ
背景に香春チェックを使った缶バッジ

 香春町は、独自のタータンチェック柄「香春チェック」を開発した。4月に開校する町立義務教育学校「香春思永館」の制服などに採用したほか、誰でも無料で使用できるフリー素材としてインターネットで公開しており、グッズなどに使う動きも広がっている。

 香春思永館は町立の4小学校と2中学校を統合して開校する。町教育委員会によると、中学1~3年に当たる7~9年生の新制服をデザインする過程で、メーカーの働きかけもあり、独自のタータンチェックを導入することにした。町内の小中学生の意見を反映させることも決め、2019年、各校に「世界に一つだけのタータンチェックを作ろう」と呼びかけた。

 図柄の原案は、町地域おこし協力隊員で英国留学の経験があるテキスタイルデザイナー・村上夕子さん(43)が、町内の小中学生約20人の議論をたたき台に3案を制作。各校で実施したアンケート調査で最も人気が高かった案をメーカーに発注した。町のシンボル・香春岳からイメージする緑、町木・イチョウの黄など5色を配し、落ち着いた雰囲気に仕上がった。

 昨年12月には、タータンチェックの本流と評される英スコットランドの老舗キルトメーカー「キンロック・アンダーソン」から、世界に一つしかないチェック柄との認定も受けた。村上さんは「子どもたちの古里への思いに寄り添うことを一番に考えて作った。香春の情景を忘れないでほしいとの願いも込めた」と話す。

 図柄はスカートと、夏服の胸ポケット、通学用カバンに採用。町職員の名刺や、町広報紙の表紙などにも使われ、スクールバスの運転手のネクタイ柄に使う話も進んでいる。町観光協会は今月から、図柄を背景に町のマスコットなどをあしらった缶バッジ(税込み100円)の販売も始めた。

 町は子育て支援の一環として、7年生進級時に制服を無償で支給することを決めており、21年度は新7~9年生全員にプレゼントする。町教委の種具朋一郎ともいちろう・学校再編準備室長(53)は「香春チェックをきっかけに、子どもたちが新しい制服や学校を好きになり、古里を誇りに思ってくれたらうれしい」と期待している。

◆タータンチェック 複数の色の縦糸と横糸を一定の順序に配列した組み合わせでつくる格子模様。スコットランド発祥で、種族や階級を示す紋章として用いられてきたが、20世紀以降、世界各国で婦人服や子供服など幅広い分野で使われるようになった。ブランドや企業の象徴として活用されている図柄もあり、百貨店「伊勢丹」などの例が知られる。

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1862545 0 ニュース 2021/02/24 05:00:00 2021/02/24 05:00:00 2021/02/24 05:00:00 香春チェックを取り入れた香春思永館の制服やカバン https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210223-OYTNI50034-T.jpg?type=thumbnail

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