旅猫が巡る産業遺産 大牟田市、PR動画を制作
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大牟田市の三池炭鉱専用鉄道敷跡など3件が世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録されて今年度で5周年を迎えたのをPRしようと市は、SNSなどを通して国内外で人気のある「旅猫ニャン吉」が、3件を巡る動画を制作している。気ままに“散策”する愛らしい様子を動画3本(各約10分間)にまとめ、今月下旬に動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開する予定だ。
飼い主の
大牟田市では今年度、様々な登録5周年記念イベントが企画されたが、新型コロナウイルスの影響で相次いで中止になり、PRの機会を逸した。このため市は、8県11市にまたがる「明治日本の産業革命遺産」の情報発信に一役買っているニャン吉をモデルに起用した動画をつくることにした。
撮影は2月下旬から実施。ニャン吉は同23日には、三池炭鉱専用鉄道敷跡をかつて走っていた炭鉱電車が展示されている同炭鉱三川鉱跡を訪問。敷地内を自由に歩き回ったり、運転席で一休みしたりとかわいらしい姿を見せていた。
市世界遺産・文化財室は「ニャン吉を通して、多くの人が大牟田の遺産に興味を持ち、実際に足を運んでくれればうれしい」としている。