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大木 超小型EVで巡ろう

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農道をゆっくりと進む超小型EV
農道をゆっくりと進む超小型EV
モニターツアーの参加者たちが見学した堀に立つ「川まつり」
モニターツアーの参加者たちが見学した堀に立つ「川まつり」

 コロナ後を見据えた新しい観光のあり方を模索しようと、大木町は1人乗りの超小型電気自動車(EV)で町内を巡る事業を始めた。農村の魅力を知ってもらい、移住・定住に結びつけるのが主な狙い。10月には事業の拠点として、西鉄天神大牟田線八丁牟田駅前に案内所を開設する予定だ。

 人口約1万4000人の小さな同町は、環境問題への積極的な取り組みで知られる。有名な観光地はないものの、のどかな農村風景を観光資源として生かそうと、町は狭い農道でも自在に走れて風を体感できる超小型EVの導入を決め、6台を購入。1回の充電で約40キロ走行でき、町の近隣を含めて楽しめるツアーを開発することにした。

 20日には初めてのモニターツアーを行い、町に依頼された町外の3人が参加。県の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」で、十字に組んだ竹を堀に立て、わらで作ったひょうたんなどをつるして水難防止などを願う行事「川まつり」を見学し、ちまきづくりも体験してもらった。

 モニターで、久留米市職員の倉吉孝道さん(37)は「EVは初めてだったが、運転は簡単。静かな農村を、風を感じながら静かに走り、地域ごとの特色もわかった。田植え中の人から手を振ってもらえたのもうれしかった」と話していた。

 7月には、町内に点在する神社の 狛犬こまいぬ や絵馬を鑑賞する「鎮守アートめぐり」、地元の店で購入したパンを町内の天満神社で食べて筑後市の恋木神社に向かう「天神様めぐり」などのモニターツアーも実施。町は評判が良かったツアーについて、8月にも有料での実施を目指す方針。

 また、八丁牟田駅前の空き家を借りて10月に開設予定の案内所では、EVやレンタサイクルの貸し出しを行う。事業費はEV導入が約260万円、案内所開設が約110万円。案内所について、町は「農業体験やワーケーション、移住・定住サポートの拠点としても活用したい」としている。

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2150571 0 ニュース 2021/06/24 05:00:00 2021/06/24 05:00:00 2021/06/24 05:00:00 農道をゆっくりと進む超小型EV(20日、大木町で行われたモニターツアーで) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210623-OYTNI50036-T.jpg?type=thumbnail

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