8000メートル級全14座に挑戦 大野城出身、渡邊さん 8座成功、今年6座予定

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カンチェンジュンガに登頂した渡邊さん(2019年5月撮影)=渡邊さん提供
カンチェンジュンガに登頂した渡邊さん(2019年5月撮影)=渡邊さん提供
登頂した高峰の写真などを説明する渡邊さん
登頂した高峰の写真などを説明する渡邊さん

 大野城市出身の登山家、渡邊直子さん(40)(川崎市)が、標高8000メートル級の高峰全14座の登頂に挑んでいる。いずれもヒマラヤ山脈やカラコルム山脈にあり、これまで世界最高峰のエベレスト(8848メートル)など8座の登頂に成功。今年中にもナンガパルバット(8126メートル)など6座に挑戦する。日本山岳・スポーツクライミング協会(東京)によると、達成すれば、日本人女性初の快挙となる。

 渡邊さんは大野城市で生まれ育ち、小学4年の頃、子ども向けの企画で八ヶ岳(長野、山梨県)を登り、雪山の美しさに魅了された。中学1年の頃は、パキスタンの4700メートル級の山を登った。

 本格的に登山するようになったのは、長崎大水産学部在学中の2000年から。海外の登山家と比べると小柄ながら、小学校から大学までバドミントン部で培った体力を生かし、ネパールの6000メートル級のアイランドピークなどを登った。

 登山で人の救護に携わった経験などから、卒業後は日本赤十字豊田看護大(愛知県)で学び、看護師となった。病院で働き、現地の登山ガイドを雇う資金などをためながら、登山を続けた。06年のチョーオユー(8201メートル)登頂以降、エベレスト、K2(8611メートル)、カンチェンジュンガ(8586メートル)など8座を踏破。4~10月にもナンガパルバットなど6座に挑む。

 なぜ、険しい山に挑むのか――。この問いに渡邊さんは「子どもの頃にいじめられた経験があるが、登山などを通じて仲間を得ることができた。海外の人と交流出来るのも楽しい」と魅力を語る。これまで専門機関の講習などは受けたことがなく、「技術は全て現場で身につけた」という。「専門家でなくてもヒマラヤは登れる。初心者や子どもたちに登山の楽しさや、チャレンジ精神の大切さを伝えたい」と意気込む。

◆活動伝える個展

 渡邊さんは約20年の活動を伝えようと、那珂川市の博多南駅前ビルで個展を開いている。自ら撮影した写真や動画のほか、身につけた登山服などを展示。今月15日には自ら訪れ、展示内容を刷新する。3月31日までで、無料。渡邊さんの公式ホームページでは、6座登頂のための資金も募っている。

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