シェア書店まちに活気を 八幡西の動画クリエイター 空き家改修来月開業へ

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「シェア書店」を開業予定の場所で今後の構想を語る大西貴也さん(右)と父親の俊幸さん
「シェア書店」を開業予定の場所で今後の構想を語る大西貴也さん(右)と父親の俊幸さん

 北九州市八幡西区の動画クリエイター大西貴也さん(21)が、同区黒崎で両親が所有する長屋の一角を活用し、地域住民らが不要になった本を持ち寄って販売する「シェア書店」を4月に開業する。人口減少などでかつての活気が薄れている同区の中心部で、新たなにぎわいの空間になることも期待されており、大西さんは「まち全体の活性化につなげたい」と話している。

 大西さんは同区出身で、クリエイターとして企業のPR動画の制作などを個人で手がけている。昔から本が好きで、地元の書店には足しげく通っていた。

 そんな中、2020年8月に同区の中心街・黒崎地区で長年営業を続けていた「クロサキメイト」が閉店したのに伴い、テナントとして入っていた大型書店も姿を消した。地域の書店がなくなったことをきっかけに、今回の事業を思いついたという。

 大西さんは黒崎地区に両親が所有する長屋について、「まちづくりに生かせないか」と以前から考えており、17年頃から父親の俊幸さん(65)らと改修作業を進めてきた。一方、東京で空きビルを本の愛好家に開放し、古本を販売する取り組みがあることを約2年前にニュースで知り、この空き家で同様の仕組みを取り入れることにした。

 空き家は、以前に親族が居住していた長屋の一角で、広さは約25平方メートル。この空間に、30センチ四方の区画を棚状に50か所つくり、本を売りたい人に月額2000円(22歳以下は1500円)で貸し出す。売り上げの一部は大西さんの収益となる。

 販売価格は区画の所有者が設定し、一区画に収まらない場合は複数の区画を借りることもできる。事業内容を知った大西さんの知人ら20人ほどが現時点で参加する意向を示しているという。

 開業日は4月3日で、運営が軌道に乗れば、将来的には長屋の別の区画に喫茶店や飲食店を設置し、大西さん自らが経営することも検討している。大西さんはSNSなどを通じて事業をPRしており、「学校や仕事帰りの人が足を伸ばし、気づけば常に人でにぎわっているような空間を作りたい」と話している。

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