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[こおりやま広域圏 11月] 病児保育 料金そろえ連携

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預かった子どもの様子を見る保育士(17日、郡山市本町の「らびっと」で)
預かった子どもの様子を見る保育士(17日、郡山市本町の「らびっと」で)

 病気の子どもを約10人まで預かる郡山市の病児・病後保育施設「らびっと」は、朝一番が正念場だ。

 「子どもが熱を出してしまって」「今日はまだ受け入れてもらえますか」

 午前7時50分、保護者からの電話が次々と鳴る。

 施設には保育士ら10人が常駐。医師の診察があり、管理栄養士が昼食の量や軟らかさを調節する。場合によっては看護師が薬を与え、鼻水の吸引を行うこともある。新型コロナウイルスの余波で、鼻水やくしゃみ程度の軽い症状でも自宅療養を求める幼稚園や保育園が増えてきたため、すぐに定員いっぱいになる日も多い。

 周辺の市町村から郡山市に通勤や通学する人は2万人を超える。病児保育施設の利用も郡山市民にとどまらず、本宮市や平田村など周辺地域の通勤者が含まれている。

 今年4月、「らびっと」は利用料金の適用を一部変更した。郡山市の補助を受けている施設は、従来、市民が1日2000円、ほかの自治体は最大3000円と利用料に差をつけていたが、三春、猪苗代、鏡石の3町の住民も郡山市民と同額に引き下げたのだ。

 人口減が進む中、小規模の自治体が病児保育施設を独自に維持するのは難しい。自治体の枠を超えて行政サービスを充実させることは、16市町村でつくる「こおりやま広域圏」のメリットの一つだ。

 料金の引き下げを知って初めて利用を申し込んだ男性もいた。市内に通勤する三春町の会社員で、妻は地元でフルタイムで働いている。ある朝、子どもが体調を崩したため、出勤前に「らびっと」に立ち寄った。「また利用したい」とスタッフに感謝を伝えたという。

 三春町企画政策課の担当者も「郡山は町民にとって通勤圏であり生活圏。こうした身近なサービスの連携は本当にありがたい」と話す。

 今回希望した自治体は3町のみで、引き下げ幅も大きいわけではない。それでも、郡山市で広域圏を担当する政策開発課の高橋勇介係長(44)は大事な一歩だと感じている。「一つずつ実績を重ね、一緒にできる枠組みを探りながら参加自治体を広げていきたい」(井上大輔)

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1654335 0 いまここから 2020/11/22 05:00:00 2020/11/22 05:00:00 2020/11/22 05:00:00 預かった子供の様子を見る保育士の近藤さん(17日午後1時56分、郡山市本町の「らびっと」で)=井上大輔撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201126-OYTAI50009-T.jpg?type=thumbnail

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