[鉄印帳を携えて] 阿武隈急行 福島編

伊達氏発祥の地 巡る<阿武隈急行 福島編>

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 鉄道の乗車記念「鉄印」が人気だ。県内では阿武隈急行の福島駅と、会津鉄道の会津田島駅で押してもらえる。両線の魅力を2回に分けて紹介する。

阿武隈川の鉄橋を渡り、伊達市方面に向かう車両。背後には吾妻連峰が見える
阿武隈川の鉄橋を渡り、伊達市方面に向かう車両。背後には吾妻連峰が見える

自転車ごと乗車

 阿武急が通る伊達市は、伊達氏発祥の地。伊達政宗が戦勝祈願で参詣した梁川八幡神社などゆかりの史跡が点在する。鎌倉時代に伊達氏が築いた梁川城跡には中世の庭も残り、一部は国史跡に指定されている。

 梁川駅を発着点に史跡を巡るコースは、自転車やトレッキングの旅を提案する「ジャパンエコトラック」に取り上げられ、阿武急も自転車ごと乗れる「サイクルトレイン」(土日祝日など)で後押ししている。

最優秀おにぎり

まちの駅やながわで人気の「肉ゴロッとおにぎり」
まちの駅やながわで人気の「肉ゴロッとおにぎり」

 小旅行で小腹がすいたら、同駅から宮城側に1駅のやながわ希望の森公園前駅へ。10分程歩くと「まちの駅やながわ」がある。特産の伊達鶏の生産・加工業者が手がける「肉ゴロッとおにぎり」が人気だ。醤油しょうゆベースの特製スープで煮込んだ鶏もも肉を、同じスープで炊いたご飯でおにぎりにした。2019年「お弁当・お総菜大賞」おにぎり部門で最優秀賞に輝いた一品で、考案した赤井幸夫さん(61)は「肉屋だからこそ作れる商品」と胸を張る。

 沿線は果物の産地で、フルーツを使ったメニューを提供する菓子店やカフェも多い。明治時代創業の老舗和菓子店「御菓子司 藤川屋」では、あんぽ柿やモモ、リンゴを葛で固めて凍らせた「葛氷」を楽しめる。

 アウトドア派には、やながわ希望の森公園がおすすめだ。春には計4000本の桜とツツジが咲き誇り、夏季にはキャンプもできる。子供たちには、アスレチックや、園内を運行するミニSLが人気だ。

乗り放題の切符

 毎月第1日曜日には、1日乗り放題のフリー切符(600円)が販売されており、阿武急の営業担当者は「お得に活用してまち歩きを楽しんでほしい」と話している。

 阿武急は昨秋の台風19号の影響で富野―丸森間が現在も不通だが、復旧作業が完了。今月31日に全線で運転を再開する予定だ。

(小沼聖実)

福島 春の訪れをイメージ

 阿武隈急行の鉄印は、2本の横ラインが入ったおなじみの車体に、沿線の名産モモの花をあしらったデザイン。福島市のシンボルである吾妻小富士(1707メートル)と、春先に現れる雪形ゆきがた「種まきうさぎ」の姿も描かれている。山肌の雪がうさぎのような形に解け残ったもので、春の訪れを告げる風物詩として市民に親しまれている。担当者は「福島らしさを詰め込んだ」と説明する。

阿武隈急行の鉄印
阿武隈急行の鉄印

 記帳は福島駅の窓口のみ。書き置き台紙を渡すと、駅員が押印して日付を記入してくれる。記帳料(300円)のほか、切符の購入も必要。鉄印帳(2200円)の販売は、有人駅(福島、保原、梁川、丸森、角田)で行っている。問い合わせ(平日午前9時~午後6時)は、同社企画営業課(024・577・7132)。

 各地域の「鉄印帳を携えて」も読めます。

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1535098 0 鉄印帳を携えて 2020/10/10 05:00:00 2020/10/13 19:30:00 阿武隈急行線 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201009-OYTAI50027-T.jpg?type=thumbnail

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