[鉄印帳を携えて] 会津鉄道

ネコ駅長に見守られ<会津鉄道>

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 鉄道の乗車記念となる「鉄印」を求めて、今回は紅葉シーズン間近の会津鉄道を訪ねた。猫駅長、足湯、奇岩の景勝地、地酒――。沿線は魅力満載だ。

猫御朱印が人気

芦ノ牧温泉駅のホームで「業務」中のらぶ駅長(特別に許可を得て撮影)
芦ノ牧温泉駅のホームで「業務」中のらぶ駅長(特別に許可を得て撮影)
芦ノ牧温泉駅では「猫御朱印」も販売されている。上段中央は秋限定デザイン
芦ノ牧温泉駅では「猫御朱印」も販売されている。上段中央は秋限定デザイン

 阿賀川沿いを走る会津鉄道会津線は、鶴ヶ城最寄りの西若松駅(会津若松市)から、尾瀬への玄関口となる会津高原尾瀬口駅(南会津町)までの57・4キロを結ぶ。JR、野岩やがん鉄道、東武鉄道に乗り入れ、会津田島駅(同町)から東武浅草駅までは直通運転している。

 沿線で今、最も注目を集めているのは、芦ノ牧温泉駅(会津若松市)で「働く」猫たちだ。地元の小学生に拾われた「ばす」が同駅にすみ着き、2008年に名誉駅長に就任。現在は「らぶ」が2代目を務め、今年4月から妹の「さくら」も駅員見習いに加わった。

 2匹は週末を中心に不定期で駅に「出勤」し、列車の見送りや構内の見回りなどの「業務」に従事。愛くるしい姿が訪れた人々の心を癒やしている。駅で扱う「猫御朱印」などの猫グッズも人気だ。駅の運営を委託されている「芦ノ牧温泉駅を守る会」の広報担当、小林洋介さん(35)は「らぶちゃんたちの姿を見て、日々の活力にしてもらえれば」と話す。

かやぶきの駅舎

かやぶき屋根が見事な湯野上温泉駅と動物が描かれたペイント列車(下郷町で)
かやぶき屋根が見事な湯野上温泉駅と動物が描かれたペイント列車(下郷町で)
川沿いに奇岩がそびえ立つ「塔のへつり」(下郷町で)
川沿いに奇岩がそびえ立つ「塔のへつり」(下郷町で)

 湯野上温泉駅(下郷町)は、かやぶき屋根の民家が並ぶ大内宿への玄関口だけあって、駅舎も見事なかやぶきだ。待合室には囲炉裏もある。隣の足湯では、ホームを発着する列車を眺めながらくつろげる。

 そこから南に1駅の塔のへつり駅(同町)は、国天然記念物の景勝地まで徒歩3分。阿賀川沿いに浸食や風化で形成された奇岩がそそり立ち、例年、10月下旬以降が紅葉の見頃となる。

お座敷列車運行

 17日~11月8日には、車窓から秋の景色を楽しんでもらおうと、掘りごたつのお座敷席、窓がないトロッコ席、展望席がある「お座トロ展望列車」が毎日運行される。会津下郷駅(同町)併設カフェで買えるニジマスフライを挟んだ「ますバーガー」や、会津田島駅の地酒立ち飲みコーナーなど地元の味も楽しみたい。

(堀内佑二)

磐梯山モチーフ「会」の書体

「=写真=」で処理
 

 会津鉄道の鉄印をもらえるのは、会津田島駅。駅長や駅員らが毛筆で「会津鉄道」と日付をしたため、同社のロゴマークと車両の朱印を押してくれる。

 こだわりポイントはその書体だ。「会」の文字は会津のシンボル、磐梯山がモチーフ。南側からの山容に似せ、なだらかな峰が二つ連なる。「道」のしんにょうが長く延びているのは、線路がどこまでも続いていく様子を表現した。会津鉄道OBの書道の先生が書いたお手本を見ながら、駅員たちが何度も練習したという。

 鉄印帳の販売は同駅のみで、税込み2200円、記帳料同300円。記帳には乗車券も必要。受付時間は午前5時半~午後9時。問い合わせは同駅(0241・62・0065)へ。

 各地域の「鉄印帳を携えて」も読めます。

無断転載・複製を禁じます
1559566 0 鉄印帳を携えて 2020/10/17 06:00:00 2020/11/18 19:03:32 芦ノ牧温泉駅のホームで業務に当たる「らぶ駅長」(※特別に許可を得て撮影)(4日、会津若松市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201019-OYTAI50006-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ