新規感染最多46人 病床使用6割超
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県は10日、1日あたり過去最多の46人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。直近1週間の感染者242人は前週97人の2・5倍で、過去最多を2日連続で更新。患者の感染で外来診療休止中の済生会川俣病院(川俣町)では新たに2人が感染し、計6人のクラスター(感染集団)となった。病床使用率(61・2%)は初めて6割を超えた。
新規感染46人の内訳は、会津若松市12人、福島市8人、郡山市6人、いわき市と須賀川市が5人、伊達市4人、南相馬市3人など。家庭内での感染が多いといい、感染経路不明は5人にとどまった。累計感染者は1225人で、329人が入院治療・入所療養中。8人が重症となっている。
また、川俣病院の2人は、当初のPCR検査では陰性だったが、後日発症した。改めて同病院職員や入院患者の検査が行われている。 警戒レベルの指標も悪化が続き、人口10万人あたりの療養者数(17・82人)など三つの指標がステージ3またはステージ4の段階に入っている。県は「医療機関の負担が大変大きくなっている。今を乗り越えるためには、県民一人ひとりの行動を変えていくことが必要だ」と、改めて感染防止対策の徹底を求めた。