台湾の大臣、学生と交流 オンラインで 原発問題など語り合う
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東日本大震災から10年を迎えるのに合わせ、台湾のデジタル担当大臣、オードリー・タン(唐鳳)氏と県内の学生が交流するイベントが22日、オンラインで行われた=写真=。中学生~大学生など約90人が参加し、将来の夢や男女平等などについて意見を交わした。
タン氏は昨年、新型コロナウイルスの影響で品不足となったマスクの在庫を一目で確認できるアプリを開発し、世界から注目を集めた。イベントでは、学生が「原発事故の風評被害によるいじめにどう向き合うべきか」と質問すると、タン氏は「事実を知らないことによる拒絶反応がある。多くの人と情報を共有することが大切」と語った。
参加した福島大4年の永瀬大紀さん(24)は「福島への愛情を感じた。忘れられない経験ができた」と話した。イベントの様子は3月11日に動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信される。