古本で子ども食堂支援 古書店、買い取り額を寄付 会津美里

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「古本募金」の活動を通じ、子ども食堂への寄付を続ける長谷川さん(会津美里町で)
「古本募金」の活動を通じ、子ども食堂への寄付を続ける長谷川さん(会津美里町で)

 会津美里町寺崎の古書店「古書会津野」の店主・長谷川洋一さん(53)が、書籍や雑誌の買い取り額を「古本募金」として会津若松市内の子ども食堂に寄付する活動を続けている。取り組みは4年目に入り、今では県外にも協力の輪が広がる。長谷川さんは「気軽に支援できるので、子どものために力を貸してほしい」と呼びかけている。

 古書店を開いたのは2016年。もともと地元で民宿を営んでいたが、本を読むのが好きで古書店にも興味があった。

 オープンから1年ほどたった時、「故人の蔵書を受け取ってほしい」との依頼が続いた。他の古書店で買い取りを断られたり、図書館から引き取れないと言われたりしたという。持ち込まれた書籍の中には、明治や大正時代の貴重なものも多かった。だが、買い取ろうとすると、「お金が欲しいわけじゃない」と、金銭の受け取りをたびたび断られた。

 「皆さんの善意を社会貢献に活用できないか」。長谷川さんの頭をよぎったのは、知人が会津若松市で運営する「子ども食堂」だった。子ども食堂は、経済的な困窮世帯の子どもに食事を提供するだけでなく、自宅と学校以外の「第3の居場所」にもなっている。「会津に必要な支援はこれだ。子ども食堂の運営費に使ってもらいたい」と考えた。

 書籍や雑誌の買い取り額をそのまま、子ども食堂に寄付する「古本募金」の活動を19年1月に始めた。持ち込んだ人が趣旨に賛同してくれれば、金銭を相手に手渡さず、寄付に回す仕組みだ。当初は地元住民からの寄付が多かったが、会津若松市の住宅街でチラシを配ったところ、賛同者は徐々に拡大。関東地方から問い合わせが来たこともあるという。21年度の寄付額は約25万円と、19年度の2・5倍になった。

 現在、会津若松市内の子ども食堂3か所が寄付対象になっている。

 寄付は10冊以上から受け付け、会津地方17市町村内であれば集荷に回る。申し込みは「古書会津野」(0242・55・1020)へ。

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