事実上の与野党対決 新人候補まず組織固め

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

事務所開きで拳を突き上げる小野寺氏(14日、福島市で)
事務所開きで拳を突き上げる小野寺氏(14日、福島市で)
必勝を祈願して拳を突き上げる星氏(4月29日、福島市で)
必勝を祈願して拳を突き上げる星氏(4月29日、福島市で)

 6月22日公示、7月10日投開票の日程が想定される参院選は、公示まで1か月を切った。福島選挙区(改選定数1)は無所属の現職が出馬を取りやめ、事実上、与野党の一騎打ちとなる構図だ。いずれも新人だけに、両陣営ともまずは組織を固めつつ、新たな票の取り込みを狙う戦略を描いている。

与野党新人同士の対決 参院選福島選挙区…立候補予定者

 「率直に申しあげて、三つどもえはやりにくいと思っていた。不出馬の宣言で、とてもすっきりした」

 今月14日に福島市で開かれた無所属の新人で立憲民主党が推薦するフリーアナウンサー小野寺彰子氏(43)の事務所開きで、同党の玄葉光一郎衆院議員はそう話した。

 玄葉氏は6年前、今期で引退表明した現職の増子輝彦氏(74)の選対本部長だった。この日の事務所開きには、同党県連、国民民主党県連、社民党県連、県議会会派「県民連合」、連合福島で構成する「5者協議会」の幹部が顔をそろえた。野党統一候補だった増子氏を推した6年前と同様に、各組織が責任を持ち、守備範囲で全力を尽くす方針を確認した。

 小野寺氏の政治活動のスローガンは「あなたのこころを届けたい」。ラジオパーソナリティーを20年以上務めた経験を生かし、生活者の視点を政治に届けることを目指している。玄葉氏は「農作業や車の運転をしながらラジオを聞き、知っているという人がいる。伸びしろは間違いなくある」と力を込める。

 与党側は、自公協力が柱となる。元法相の岩城光英氏(72)が4月に県選挙区から比例選に回ったことが、同じく比例票の獲得を目指す公明党との関係で懸念材料となっていた。しかし、公明は自民との協力関係を維持し、両党がお互いに「4万票」の支援を行うことを約束。自民公認の新人、星北斗氏(58)への推薦が月内に出る見込みとなった。

 2019年3月に自公協力が固まった前回選と比べると2か月遅れとなるが、「やっと選挙戦に集中できる環境が整った」と、ある自民県議は胸をなで下ろす。

 星氏のスローガンは「ふくしまの命を守る」。星総合病院理事長、県医師会副会長として、新型コロナウイルスへ対応してきた実績が強みだ。

 星氏は現在、小規模の集会や企業へのあいさつ回りなどを精力的に行っている。「時間が足りず、あまり手を付けられていない」(陣営関係者)という「増子票」も狙う。医療界や商工業関係者など、足元の組織票を固めつつ、流行状況を見極め、大規模な集会の開催も予定している。

 福島選挙区では、NHK党の新人で元山形県米沢市議の皆川真紀子氏(52)が立候補を正式表明しているほか、政治団体「参政党」の新人が来月、出馬の記者会見を開く予定だ。

参院選2022(7/10投開票) 各地の最新情勢
福島選挙区のニュース
スクラップは会員限定です

使い方
「地域」の最新記事一覧
3028687 0 ニュース 2022/05/25 05:00:00 2022/05/25 09:46:54 2022/05/25 09:46:54 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220525-OYTNI50005-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)