岐阜市新庁舎 市長の構想どう反映

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重機が作業を進める新庁舎の建設現場(22日、岐阜市で)
重機が作業を進める新庁舎の建設現場(22日、岐阜市で)
(岐阜市提供の完成予想図を基に作成)
(岐阜市提供の完成予想図を基に作成)

 岐阜市役所新庁舎の建設が、同市司町の岐阜大学医学部跡地で進んでいる。震度6でも業務が続けられるようにしたほか、市民の利便性向上も図る設計としたが、柴橋正直市長は設計を見直して最上階にレストランをオープンさせるなどの考えも示しており、最終的にどのような姿になるのかは未知数の部分もある。(増実健一)

 

◆地震、豪雨に強く

 

 新庁舎建設の最大の目的は、築52年になる現庁舎の老朽化に伴い、5か所に分散している市役所機能を集約し、防災拠点とすることだ。地上18階建てで、総事業費は約269億円。南海トラフ巨大地震や養老・桑名・四日市断層帯による地震を想定し、免震構造で震度6でも業務が継続できる設計とした。

 防災対策課などの防災機能は6階に集約し、災害対策本部室用の部屋も常設化する。これまで、外部コンテナにあった備蓄食糧なども、庁舎内部に保管する。また、2015年の関東・東北豪雨で、浸水により非常用電源が水没した市役所もあったことから、発電機室を8階に置く。

 

◆ワンストップ窓口

 

 住民票を発行する市民課や、児童手当を扱う子ども支援課、介護保険を担当する介護保険課など、市民の利用が多い部署は1~3階に集約される。1階には、住民票異動や児童手当申請など、複数の手続きを1か所で完結できる「ワンストップ窓口」も新たに設けられる。「狭い」と市民から不評だった待合スペースも、大幅に拡張される。

 市民向けの施設として、1階にコンビニエンスストア、2階に市民も利用できるレストランが入り、4階の北側には、屋上緑化施設「みどりの丘」を設置。庁舎外からも階段で行き来することができ、市は「司町のにぎわい創出にも役立てたい」としている。

 また、現庁舎では、市民と職員が打ち合わせをしたり、市民が休憩したりする場所が少なかったため、6階以上の複数のフロアに、長良川や金華山も望める多目的スペースが設けられる。

 

◆建設費増額に批判

 

 建設の過程では、建設資材の高騰などで建設費が2度にわたって増額されたこともあり、市民団体や議会の一部会派から「高すぎる」との批判も出た。

 また、柴橋市長は新庁舎について、市民に開かれた市長室の設置やネーミングライツの募集など「運用面を見直す」と主張してきた。この中で、設計変更の可能性が出てくるのが、最上階にスカイレストランを造るという構想だ。

 ただ、現段階では具体的なことは決まっていないという。柴橋市長は、21年4月の開庁予定を変更しない方針を示しており、スケジュールに影響を与えない範囲で、市長の独自色をどれだけ出せるのかが焦点となる。

無断転載禁止
22956 0 ぎふ発 2018/05/23 05:00:00 2018/05/23 05:00:00 建設が進む岐阜市役所新庁舎(22日、岐阜市で)=増実健一撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180522-OYTAI50002-T.jpg?type=thumbnail

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