「東美濃ナンバー」足踏み

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東美濃ナンバー実現をPRする横断幕(多治見市で)
東美濃ナンバー実現をPRする横断幕(多治見市で)

申請見送り 再アンケートへPR

 

 「東美濃」ナンバーは、出発できるのか。ご当地ナンバー導入を目指し、東濃地方の市町などで作る「東美濃ナンバー実現協議会」が、低調な住民アンケート結果を受け、9月まで半年間、国への申請を見送った。協議会では、チラシ配布などで住民の理解を得たうえで、再度アンケートを行うことを決めた。(古和康行、市来哲郎)

 協議会は、「東美濃」というナンバーで、東濃地方の地域振興や観光振興につなげようと、多治見商工会議所が中心となって、6市1町(多治見、中津川、瑞浪、恵那、土岐、可児市、御嵩町)や商工会議所などが昨年10月に設立した。

 申請期限の今年3月を前にした1月、協議会は住民1万人アンケートを実施したが、「賛成」「どちらかといえば賛成」が31・7%に対し、「反対」「どちらかといえば反対」は44・5%に達した。「どちらでもよい」は23・5%で、活動が住民に浸透していないことを如実に示した。

 それでも「反対が過半数に達しなかった」として申請を目指したが、県から「待った」がかかり、申請を見送った。古田肇知事は「国が認める要件には『地域住民の合意形成が図られていること』とあり、賛成多数と判断するのは難しい」と指摘する。

 「東美濃」に対する住民の受け止め方も割れる。多治見市の大学院2年玉木信吾さん(23)は、「個性的なナンバーを付ければ友人にも自慢できる」と好意的だが、可児市の会社員小野寺謙治さん(41)は「東美濃という名前は少し格好悪い。岐阜ナンバーで定着しているので、そのままでいいのでは」と話す。

 国に認められた申請期限の延長は9月28日まで。延長が認められた直後、多治見市内で行われた協議会の会合では、チラシの全戸配布や講演会開催などのPR活動を展開していく方針を決め、今月14日には、延長された期限までに、再度住民アンケートを行うことも決めた。

 NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロインの出身地が「東美濃市」と設定され、「今がチャンス」と、協議会関係者は知名度が一気に浸透することに期待する。中心的な旗振り役の多治見商工会議所の田代正美会頭は「東美濃ナンバーの導入は、この地域が一体感を持ち、活気づく大きなきっかけになる。何とか理解を得たい」と力を込める。

 慶応義塾大学の中条潮名誉教授(交通経済学)は、「ご当地ナンバーは地域に愛着を持ってもらい、同時に地域を宣伝することが目的。協議会は住民の理解を得るために説明を尽くす必要がある」と話している。

◆「ご当地ナンバー」 地域振興や観光振興のため、国土交通省が2004年に募集を開始。06年と14年に新たなご当地ナンバーが導入され、今年3月まで募集を受け付けた第3弾では、地域の風景などを取り込んだ図柄入りナンバーをあわせて導入することとされた。「東美濃」は特例で半年間申請が繰り延べされた。

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27530 0 ぎふ発 2018/06/27 05:00:00 2019/01/16 11:35:04 東美濃ナンバー実現を訴える横断幕(多治見市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180626-OYTAI50000-T.jpg?type=thumbnail

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