国道157号 「落ちたら死ぬ」看板撤去

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SNSで名所扱い 立ち入り後絶たず

撤去直前に撮影された看板(昨年11月、県岐阜土木事務所提供)
撤去直前に撮影された看板(昨年11月、県岐阜土木事務所提供)

 本巣市北部の国道157号の一部区間は周囲が崖や谷でドライバーから「国道ではなく酷道こくどう」と評されている。入り口周辺の「危険 落ちたら死ぬ!!」と注意喚起した看板が、老朽化を理由の一つに撤去された。SNSでは「名所を一度は見たかった」と残念がる書き込みも。現在通行止めだが、立ち入る人が後を絶たず、県は「危ないからやめて」としている。(増実健一)

絶壁と谷 かつては転落事故

 国道157号は、金沢市を起点に福井県を経由し、岐阜市を終点とする。このうち注意を促す看板があったのは、「国道なのにひどい道」の岐阜県側入り口付近で、本巣市根尾能郷のカーブの近く。その先は乗用車1台がやっと通れる車幅の道があり、片方の道路脇は断崖絶壁、もう一方は深さ10メートルを超す谷になっている。

 国から道路管理を任されている県岐阜土木事務所によると、1990年代に自動車の転落事故が相次いだため、北方署と地元の交通安全協会が協議し、看板が設置された。ただ、設置された年月日や「落ちたら死ぬ!!」と書いた経緯についてはよく分からないという。

 北方署によると、昨年の1年間に現場周辺の人身事故はゼロで、看板を取り外した同事務所の担当者は「啓発の役割を終えた。針金1本で固定した状態で倒れる危険性もあった」と、撤去の理由を説明する。

 こうした状況下、インターネットの簡易投稿サイト「ツイッター」では、「大事件ではないか」「【悲報】落ちたら死ぬ、消える」「一度は拝んでみたかった」「復活しないかな」などと惜しむ書き込みが多く見られる。

 看板が設置された区間は昨年7月の豪雨で路肩が損傷し、現在も通行止めだが、手前のゲートにかけた南京錠が4回壊されており、何者かが侵入した可能性があるという。

 同事務所施設管理課の沢木利勝課長は「夜は真っ暗になる所が多く、路肩が崩れた道を走るのは、危険極まりない」と懸念する。開通する時期は未定で、「もう珍しい看板はないので、開通するまでは通行しないでほしい」としている。

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435159 0 ニュース 2019/02/08 05:00:00 2019/02/08 10:53:29 2019/02/08 10:53:29 撤去直前に撮影された看板(昨年11月撮影、岐阜土木事務所提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190207-OYTNI50037-T.jpg?type=thumbnail

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