下呂のNPO エコツーリズム大賞

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県内団体初 飛騨小坂の滝巡り開催

 自然環境保護と観光振興の両立を図るエコツーリズムで、優れた活動を顕彰する今年度の「エコツーリズム大賞」(環境省など主催)に、御嶽山麓で滝巡りツアーを開催する下呂市のNPO法人「飛騨小坂200滝」が輝いた。県内の団体の大賞受賞は初めて。この滝巡りツアーと下呂温泉などを組み合わせた周遊観光に取り組む下呂市エコツーリズム推進協議会も優秀賞に選ばれ、県内ダブル受賞となった。(伊藤幸典)

 飛騨小坂地域には落差5メートル以上の滝が216か所あり、滝が日本一多い地域として知られる。2006年に発足した同NPOには約30人のガイドが所属。滝巡りのほか、水しぶきを浴びながら沢登りを楽しむ「シャワークライミング」、地元洋菓子店とタイアップしたカフェ・トレッキング、雪原ハイキングなど、地域の資源を生かした四季折々のツアーを開催し、年間約1600人の観光客を呼び込んでいる。

 受賞に際しては、山麓の生物・植生を観察したり、昨年の豪雨災害で損壊した遊歩道を修復したりする環境保護活動に加え、地域住民に向けた「おもてなし英会話教室」を開き、外国人観光客の受け入れのため積極的に活動していることなどが評価された。

 同NPOは昨年、環境保護活動と収益事業を分離。昨年6月から、ツアー事業を新設した合同会社「216ワークス」に委ね、NPOでは限界があった「稼ぐ力」を高めて経営基盤を強化し、外国人観光客の誘致に力を注いでいる。理事長の田添敏則さん(72)は「滝巡りのガイドは高齢化しており、若返りを図ることが急務。若手がガイドとして生計が立てられるような仕組みを作り、地域の活性化につなげたい」と意気込んでいる。

 一方、優秀賞に選ばれた下呂市エコツーリズム推進協議会は、観光関係者らが16年に設立。下呂温泉を中心とした全体構想を策定し、昨年、国の認定を得た。滝巡りやアユ釣り、宿場町散策などを組み合わせた体験型の観光プラン開発に取り組んでいる。

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