咲き誇れ八ッ場の桜 前橋に移植

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クレーン車で引き上げられる桜の木(5日、カネコ種苗ぐんまフラワーパークで)
クレーン車で引き上げられる桜の木(5日、カネコ種苗ぐんまフラワーパークで)
水没する中学校跡に立っていた桜の木(昨年9月、長野原町で)
水没する中学校跡に立っていた桜の木(昨年9月、長野原町で)

 八ッ場ダムの建設で一部が水没する長野原町に植えられていた1本の桜の古木が5日、前橋市柏倉町の「カネコ種苗ぐんまフラワーパーク」に植え替えられた。桜は順調に育てば今春にも数輪の花をつけ、来春には満開もあり得るという。同町と園周辺の子供の交流にも活用される予定だ。

 桜は樹齢50年以上のソメイヨシノで、重さ約14トン、高さ約8メートル。移植先となったフラワーパーク正面ゲートそばの「ダリア園」ではこの日、樹木の保護に取り組む「県樹木診断協会」の会員やパーク職員ら20人以上が作業にあたった。パーク周辺の園児ら約60人も見学に訪れ、幹と根にワイヤを巻き付けられた桜がクレーン車でゆっくりと引き上げられると、大きな歓声を上げていた。新天地でも元気に花をつけるようにと、園児らは木の根元に活性剤をまく作業にも挑戦した。

 この桜は、ダム建設に伴い、2007年に高台に移転した長野原町立東中学校の跡地に残っていた1本だ。17年6月に工事関係者が県樹木診断協会に相談したのをきっかけに移植されることになり、18年3月から準備作業が進められていた。

 同協会の会長でフラワーパークの石橋照夫社長は「立派な桜に育って、沈みゆく町を県民が思い出す象徴になってほしい」と話す。5月頃には同町の児童をパークに招き、ダム建設に伴う移転の経験や町の歴史を前橋市内の子供たちに聞いてもらう交流会も開く予定だ。

425754 0 ニュース 2019/02/06 05:00:00 2019/02/06 05:00:00 2019/02/06 05:00:00 クレーン車で引き上げられる桜の木(2月5日午前10時1分、前橋市柏倉町の「カネコ種苗ぐんまフラワーパーク」で)=赤沢由梨佳撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190205-OYTNI50082-T.jpg?type=thumbnail

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