前商・井上「どの球団でも」…きょうドラフト

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注目左腕、吉報待つ

自主練習を続ける井上温大投手(15日、前橋市の前橋商業高校第2グラウンドで)
自主練習を続ける井上温大投手(15日、前橋市の前橋商業高校第2グラウンドで)

 プロ野球のドラフト(新人選手選択)会議が17日午後5時から都内で開かれる。県内では夏の高校野球県大会で前橋商を準優勝に導いた井上温大はると投手(3年)に注目が集まる。伸びのある直球と鋭く曲がるスライダーで三振の山を築いたサウスポーに白羽の矢を立てるのはどの球団になるのか――。(乙藤秀行)

 プロ志望届の提出に迷いはなかった。野球を始めた小学1年の時から「やるからにはプロを」と心に決めていた。どの球団の何位指名でも構わない。ただ、育成指名の場合は大学か社会人に進み、数年後の上位指名を目指すと決めている。

 高校は公立の名門・前橋商を選択した。「自分の力で私立の強豪校を倒したい」との思いからだった。1年生でベンチ入りを果たしたが、大会では自分が先発した試合でいつも敗退。それでも「直球が140キロを超えるようになれば、打者を抑えられる」と希望を持ち、昨年11月、ついに練習試合で140キロをマークした。

 「前橋商に球のキレが抜群の投手がいる」。そんなうわさは瞬く間にスカウトの間で広がった。夏の県大会初戦(7月9日)では、9球団20人以上のスカウトがバックネット裏などに陣取った。決勝で敗れはしたものの大会では50回と3分の1で45奪三振。プロ注目の左腕は、最後の夏でひときわ輝きを増した。

 決して飛び抜けた能力があるわけではない。本人も「誰にも負けない能力は思い浮かばない」と笑う。ただ、「一死二、三塁ならばこのコースに直球を」というようにブルペン練習でも常に相手打者と場面を細かく想定した。必要なときに思うコースに投げられるように考えながら投げ込みを続けた。

 今でも週4回、野球部のグラウンドで約50球の投球練習を続けている。約100メートルの遠投を増やしたことで、球速は大会時から2キロ上がり146キロに達した。プロのマウンドに立つ準備は既に整っている。

 「プロになったらチームのエースを目指し、さらに日本代表として世界を相手に戦いたい」。はにかみながら語る夢に向かって歩き出すために、きょうの吉報を待ち続けている。

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849021 0 ニュース 2019/10/17 05:00:00 2019/10/17 05:00:00 2019/10/17 05:00:00 高校で自主練習をする井上温大(15日午後5時22分、前橋市上佐鳥町の前橋商業高校第2グラウンドで)=乙藤秀行撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191016-OYTNI50050-T.jpg?type=thumbnail

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