草津温泉の昨年観光客数、過去最多328万人

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

景観整備、噴火の影響克服

 草津温泉(草津町)を昨年1年間に訪れた観光客が328万人となり、325万人を数えた2017年を3万人上回って過去最多を更新した。18年1月の草津白根山・本白根山もとしらねさんの噴火で温泉街は一時打撃を受けたが、観光名所「湯畑」周辺の景観整備が進み、影響を克服したと言えそうだ。

 町の集計によると、宿泊客と日帰り客を合わせた昨年1~12月の観光客は328万2793人。10月は各地に被害を及ぼした台風19号の影響で前年同月をわずかに下回ったが、2~8月は噴火の影響が残った18年から2ケタの増加率となった。

 町観光課が要因として挙げるのが「絵になる街づくり」だ。11年度から湯畑周辺で電線の地中化などを進め、観光客が散策できる環境を整備してきた。若者の入り込みも増え、SNSでの評判がさらに客を増やす好循環が生まれた。これを当て込み、地元の旅館や大手企業による新たな宿泊施設の建設が相次いでいる。

 草津温泉は、旅行会社などが選ぶ全国の温泉地ランキング「第33回にっぽんの温泉100選」で17年連続の1位となった。黒岩信忠町長は「客足が伸びることで旅館やホテル、飲食店の売り上げがアップし、地域経済に好影響が出ている」と指摘。「観光客が最多になったことも朗報だ」と話す。

 2年前に起きた本白根山の噴火では、草津温泉スキー場が大きな被害を受け、上級者に人気があった山頂付近のゲレンデが廃止された。町は、麓のゲレンデの営業を続け、家族向けのコースとしてPR。同スキー場を運営する草津観光公社によると、台湾などアジアや欧米からの観光客が増えているという。

 当面の課題は、感染が拡大している新型肺炎の影響と、草津白根山の火山活動だ。本白根山の噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)、白根山は2(火口周辺規制)だ。気象庁の火山噴火予知連絡会は今月21日、「中長期的にみると活発な状態が続いている」との見解をまとめている。

無断転載禁止
1024544 0 ニュース 2020/01/29 05:00:00 2020/01/29 05:00:00 2020/01/29 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200128-OYTNI50042-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
挑むKANSAI
読売新聞社からのお知らせ