五輪延期対応追われる

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のぼり・垂れ幕撤去、選手用ホテル解約

聖火リレーののぼり旗を撤去する高崎市職員(25日、高崎市の貝沢野球場で)
聖火リレーののぼり旗を撤去する高崎市職員(25日、高崎市の貝沢野球場で)

 東京五輪・パラリンピックの1年程度の延期決定から一夜明けた25日、県内でも各自治体が対応に追われた。ボランティアへの連絡、交通規制の看板撤去、ホテルの予約キャンセル――。急転直下の方針転換を受け、それぞれが慌ただしく動き始めている。

 県スポーツ振興課はこの日、沿道で聖火リレーを手伝うはずだったボランティア約1800人に順次、リレー中止の連絡を始めた。同課の担当者は「中途半端に行うより、感染拡大が落ち着いた頃、多くのボランティアに参加してもらった方がいい。仕切り直しをしたい」と話した。

 高崎市では、リレーの開催を伝えるのぼり旗約110本をJR高崎駅前の沿道に設置していた。この旗も職員4人が撤去に追われ、職員の一人は「旗には日付が入っているのでもう使えないだろう」と取り外した旗を手に、肩を落とした。

 選手では、渋川市出身の唐沢剣也選手(25)が陸上でのパラリンピック代表に内定していた。同市役所では垂れ幕を下げて内定を祝っていたが、先行きが不透明になり、いったん取り外すことに。延期の報道に触れた唐沢選手は「残念だ。(支援者の思いもあり)これ以上はなかなか話しづらい」と言葉を濁した。

 山本知事は定例記者会見で「残念だがやむをえない。課題も多いが、国民が一致団結して克服していくことが大事だ」と述べた。

 ホストタウンとして各国代表を受け入れる予定だった自治体も苦慮している。

 5か国のホストタウンになっている前橋市では、各国選手団のために確保した滞在先の4ホテル計130室の予約を取り消した。急な大量キャンセルになるため、職員が直接、ホテルに出向いて事情を説明した。

 甘楽町は、中米ニカラグアの選手の出場が見込まれていた陸上のチケット60枚を購入し、町民から観戦希望者を募っていた。担当者は「代金の支払いがどうなるかがわからない。抽選に申し込んだ人にもどう説明していいのか……」と頭を悩ませている。

 オーストラリアなどのホストタウンの太田市は、事前合宿費など計1833万円を新年度予算に計上していた。この合宿も行われない見通しになっている。同国女子ソフトボール代表はこれまで市内で合宿を3回しており、市の担当者は「練習試合を行う施設を気に入ってくれている。再び太田で事前合宿をしてもらえるように交渉していく」と気持ちを新たにしていた。

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1128736 0 ニュース 2020/03/26 05:00:00 2020/03/26 05:00:00 2020/03/26 05:00:00 聖火リレー用ののぼりを撤去する高崎市職員たち(25日午後2時21分、高崎市貝沢町の貝沢野球場で)=乙藤秀行撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/03/20200325-OYTNI50021-T.jpg?type=thumbnail

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