浅間火山博物館閉館へ

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浅間火山博物館の展示スペース。老朽化で維持費がかさんでいる
浅間火山博物館の展示スペース。老朽化で維持費がかさんでいる

 長野原町は、町営観光施設「浅間園」の中核施設「浅間火山博物館」を今年度で閉館することを決めた。入館者がピーク時の1割に減少している一方、展示設備の老朽化に伴って維持費がかさみ、改修にも多額の費用が見込まれるためだ。

 浅間園は1963年、嬬恋村鎌原の町有地に開園。浅間山噴火で生まれた溶岩台地・鬼おし出しに遊歩道やキャンプ場が整備された。現在の浅間火山博物館(鉄筋2階建て、延べ約4400平方メートル)は93年、レストランや売店を備えて開館。観光客に浅間山の火山活動や自然を紹介している。

 しかし、博物館の入館者は開館翌年の94年度(26万5000人)をピークに年々減少。昨年度は8月に一時、浅間山の噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられたこともあり、2万3000人にまで落ち込んでいた。年間で最大約3000万円の維持費がかかるが、火口から半径4キロ圏内にあるため、警戒レベルが3になると営業休止を迫られる。

 町は5年前、浅間園の運営委託先を募ったが、噴火のリスクもあって決まらず、キャンプ場の運営だけが地元業者に引き継がれていた。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、キャンプ場を除いて浅間園は休園とし、来年度以降の運営見直しを検討していた。

 博物館の閉館に伴い、山麓のジオラマや生息動物の剥製はくせいなど、火山博物館の一部展示品は隣接する二輪車展示施設「浅間記念館」に移設する。二輪車は浅間牧場の町有観光施設に移し、浅間記念館は登山客のビジターセンターとして活用する。浅間山北麓は日本ジオパークに認定されており、町は今後、シェルターなどを備えた登山道の整備を嬬恋村と検討する方針だ。

 萩原睦男町長は「閉館は残念で苦渋の選択。今後、トレッキングなどアウトドア活動に重点を置いて再出発させたい」と話している。

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1395978 0 ニュース 2020/08/08 05:00:00 2020/08/08 05:00:00 2020/08/08 05:00:00 閉鎖される浅間火山博物館の展示施設。機器などの老朽化で維持費もかさんでいる※長野原町提供だが、クレジット不要 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/08/20200807-OYTNI50041-T.jpg?type=thumbnail

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