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大学生製作映画1本に 群大生提案で全国120団体参加

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「学生の創作への熱意を感じてもらいたい」と話す熊谷さん(左)と福井さん(県庁で)
「学生の創作への熱意を感じてもらいたい」と話す熊谷さん(左)と福井さん(県庁で)

「希望」テーマ

 群馬大の学生が中心になって、全国の大学の映画研究会などが製作した短編映画をつなげたオムニバス作品が完成した。来年1月から高崎市など全国6都市で上映される。作品のタイトルは、群馬大の学生が他大の学生にSNSで製作を呼びかける際に、最初に送ったメッセージと同じ「突然失礼致します!」だ。

 呼びかけたのは、同大映画部長の熊谷宏彰さん(21)。昨秋に設立したばかりの映画部で、これから映画を作っていきたいと構想を描いていた時、新型コロナウイルス感染拡大による休校で、大学内に入ることもできなくなった。

 他大学の映画部が何をしているのか気になった熊谷さんは、SNSでメッセージを送り、テレビ会議システムを使って、交流会を開催。そこで、撮りたくても撮れない葛藤をそれぞれが抱えていることを知り、共同で1本の作品を作ることを提案した。

 製作の条件は、3密を避けて屋内で撮影、1分以内。閉塞へいそく感の漂う世相を打破しようと、共通のテーマを「希望」とした。SFファンタジーや、時代劇、アニメなど多様なジャンルの180作品が北は北海道、南は鹿児島の全国約120団体から寄せられた。

 短編を1本の長編オムニバスにして動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信を開始。今年8月からは、劇場公開に向けて、クラウドファンディング(CF)を実施。目標額の3倍近い約112万円が寄せられた。

 熊谷さんは「『希望』という抽象的なテーマだったが、学生たちが形にして、より多くの人に届けたいという思いへの反響は想像以上だった」と感謝する。

 劇場では、人気投票で選ばれた66本をつないだ作品を上映する。来年1月11日、東広島芸術文化ホールくらら(広島県東広島市)での特別試写会を手始めに、県内では同16日、高崎電気館(高崎市)で上映する。このほか、東京、京都、神戸、福岡でも予定している。

 同大映画部副部長の福井健一郎さん(22)は、「コロナ禍での学生の創作に対する熱意を感じられる。劇場に足を運んでもらいたい」と話している。

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1681022 0 ニュース 2020/12/07 05:00:00 2020/12/07 05:00:00 2020/12/07 05:00:00 総監督の熊谷宏彰さん(左)と福井健一郎さん(24日午後2時7分、前橋市大手町の県庁で)=武田実沙子撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201206-OYTNI50053-T.jpg?type=thumbnail

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