天狗岩用水がかんがい遺産に 流域に400年以上貢献
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利根川から前橋市、高崎市、玉村町の水田に水を引く
同遺産を選ぶ国際かんがい排水委員会が、埼玉県や富山県の用水とともに登録を決めた。天狗岩用水は2017、18年には国内候補に選ばれなかったが、今回はコメの生産量の大幅増に貢献したことなどから候補に挙がっていた。
天狗岩用水は1604年に完成。改修や延長を経て、現在は渋川市の利根川から玉村町の烏川に至る。総延長は28キロで、1571ヘクタールをかんがいしている。
用水を管理する天狗岩堰土地改良区では、400年以上流域に貢献している歴史や、増水対策の技術の高さが評価されたとみている。担当者は「農業用水の大切さを知ってもらうきっかけになってもらいたい」としている。
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