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シイタケ種駒宇宙へ 岩手・洋野の復興事業で 桐生の企業開発

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開発したシイタケの種駒(中央)を手に「無事に帰還してほしい」と話す坂口さん(桐生市で)
開発したシイタケの種駒(中央)を手に「無事に帰還してほしい」と話す坂口さん(桐生市で)

 東日本大震災の被災地復興を宇宙から発信する「東北復興宇宙ミッション」の一つとして、県産のシイタケのもととなる種駒が、岩手県洋野町が宇宙に送る記念品として選ばれた。種駒は、ほかの東北の自治体の花や農産物の種などの記念品とともに、4日に米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられるロケットで国際宇宙ステーション(ISS)に届けられ、7月末頃に帰還する予定だ。

 ミッションは震災から節目となる10年を迎えるにあたり、一般財団法人「ワンアース」(茨城県龍ヶ崎市)が企画したプロジェクトで、岩手、宮城、福島県などから51の自治体が参加する。各自治体が選んだ花や種などの記念品を宇宙に届け、地球への帰還後は「宇宙を旅した品」として被災地の活性化に役立てる。

 プロジェクトに参加する洋野町はシイタケを特産品としており、種駒を宇宙から持ち帰り、新たな特産品「宇宙シイタケ」を生み出したいと、種駒の仕入れ先である桐生市の「森産業」に昨年秋、協力を求めたという。

 記念品の重量は10グラムに制限されており同社は通常の半分ほどの7ミリ四方の種駒を開発。4個を小さな容器に入れて送ることになった。容器には宇宙でも酸素が確保できるよう工夫を凝らしたという。

 ISSに届けられる記念品は福島県が培養した日本酒の酵母や宮城県多賀城市の小学校で収穫した古代米の種もみなど。ISSでは常温で密封保管された後、無人補給船で地球へ帰還する。

 洋野町は帰還した宇宙シイタケの種駒をいったん森産業に預け、さらに増殖させることを目指す。その後、教材として町内の児童に種駒を原木に植え込む植菌の作業体験をしてもらうほか、特産品として商品開発を始めるという。

 種駒の開発を担当した同社研究開発部主任、坂口直史さん(33)は「菌が生きて無事帰って来ることを祈っている」と話し、「新たな特産品となるように、帰還した菌を効率よく培養して復興を支援したい」と意気込んでいる。

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2096805 0 ニュース 2021/06/03 05:00:00 2021/06/03 05:00:00 2021/06/03 05:00:00 開発した種駒(中央)を手に「無事に帰還してほしい」話す坂口さん(桐生市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210602-OYTNI50022-T.jpg?type=thumbnail

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