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群馬まつわる安吾の作品集 コラムや家族写真も 地元ファンが発行

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群馬を舞台にしたエッセーや小説を集めた「安吾の上州・桐生作品集」
群馬を舞台にしたエッセーや小説を集めた「安吾の上州・桐生作品集」

 晩年を桐生市で過ごした作家・坂口安吾が県内を舞台に執筆した小説などをまとめた「安吾の上州・桐生作品集」を地元のファンが発行した。どの作品も全集などに掲載されているが「群馬」に注目してまとめた作品集は初めてという。発行した「安吾を語る会」の奈良彰一代表(74)は「安吾が描いた群馬を楽しんでほしい」と話している。

 人気作家として活躍していた安吾は、1952年2月、桐生に居を移し、脳出血のために48歳で亡くなった55年2月まで過ごした。作品集に収められているのはエッセーや小説の26編で、この時期に執筆したものが中心になっている。

 作品集で冒頭を飾るのは「安吾行状日記」。桐生に引っ越した直後の「52年3月3日」の項を抽出している。移住を決意して群馬の歴史を改めて調べたことや借りた家が「元禄風の古い豪快な建築」などと驚いた様子をつづっている。54年に読売新聞文化面に連載した「桐生通信」に寄せたコラム8編も掲載された。また、家族で撮ったスナップショットなど素顔の写真も織り込んでいる。

 奈良代表は「最期の地となった群馬の人々や歴史に安吾がどのように向き合っていたのかを読み取ってほしい」と話している。A5判、160ページ。発行部数は500部で、桐生市内の小中学校に寄贈する予定。問い合わせは奈良代表(0277・22・7967)。

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2134029 0 ニュース 2021/06/18 05:00:00 2021/06/18 05:00:00 2021/06/18 05:00:00 群馬を舞台にしたエッセーや小説を集めた「安吾の上州・桐生作品集」(桐生市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210617-OYTNI50039-T.jpg?type=thumbnail

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