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ハンセン病施設 重監房実態報じた記者…群馬・草津で写真やメモ展示

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関さんの記事やスクラップブック、写真などを展示している会場(草津町の重監房資料館で)
関さんの記事やスクラップブック、写真などを展示している会場(草津町の重監房資料館で)

 国立ハンセン病療養所「 栗生楽泉園くりうらくせんえん 」(草津町)にあった懲罰施設「重監房」の存在を報じ、廃止につなげた元新聞記者で作家の関喜平さん(1909~83年)に焦点を当てた企画展が、隣接する重監房資料館で開かれている。スクラップブックや写真、重監房を描いた小説など約20点と記事のパネルを展示している。

 重監房は、1938年に「特別病室」の名称で設置されたが、病室とは名ばかりで反抗的とみなされたハンセン病患者が収容された。治療が行われず、監禁施設であった重監房の実態を報じた関さんの記事が47年8月に掲載されると、9月に国会で取り上げられて調査団が来園し、10月に廃止された。9年間で延べ93人が収容され、うち23人が寒さや飢えで死亡したとされる。

 中之条町出身で、詩や小説を書いていた関さんは、47年の記事の3か月後に「瀬木悦夫」のペンネームで「実話小説 特別病室」を雑誌で発表した。社会から隔離された患者の実態が徐々に明らかになり、ハンセン病への差別や偏見と闘っていた患者らの人権運動につながっていった。

 会場には関さんの日記、小説の 推敲すいこう メモのほか、重監房の廃止を巡る患者らとの交渉の際、厚生省(当時)幹部がハンセン病について「伝染力は微弱」と発言したことを記録した文書も展示されている。関さんが保管していたのを親族が見つけ、一昨年6月に資料館に寄贈した。

 同館の学芸員は「関さんが、栗生楽泉園入所者の良き理解者として取材を続け、小説でも入所者の自治を求めていたことが分かる」と話している。

 26日まで。入館無料。月曜休館(祝日は開館し、翌日休館)。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、館内人数を9人に制限している。問い合わせは同館(0279・88・1550)へ。

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2335910 0 ニュース 2021/09/03 05:00:00 2021/09/03 05:00:00 2021/09/03 05:00:00 重監房を報じた関さんの記事やスクラップブック、写真などが展示されている(7月22日午前10時51分、草津町の重監房資料館で)=石川祐司撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210902-OYTNI50047-T.jpg?type=thumbnail

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