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高崎市のコーヒー専門店「大和屋」が、2021年にインドネシアで開かれた国際的なコーヒー品評会「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」で1位に輝いたコーヒーを落札した。手間のかかる方法で作られた豆で、秋頃に販売する予定だ。
落札したコーヒーは、インドネシア・スマトラ島北部の農園で栽培された。同国産として有名なマンデリンの精選方法と異なり、3種類の木から収穫された実の果肉を取り除いた後、豆の周りについている粘液質を残したまま乾燥させる「ハニー」と呼ばれる方法で精選された。甘みや深みのある味に仕上がるという。
店のオリジナル「大和屋ブレンド」にはインドネシア産マンデリンが多く含まれている。同店はインスタントコーヒー向けの生産が中心だった同国で、質の高さを競うCOEが開催されたことに共感し、入札を決意。1月、1キロ2万2000円で落札した。豆は夏頃に日本に到着する予定。