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旧勢多郡東村出身の詩画作家・星野富弘さん(76)の作品を展示する富弘美術館(みどり市東町草木)は21日、開館30周年を記念する式典を行った。
同美術館は1991年5月、当時の東村立美術館として開館したが建物が老朽化したため、2005年4月、同じ敷地内に現在の建物を新築した。星野さんの水彩画や詩など600点以上を収蔵、年間を通して企画展を開催している。口にくわえた筆で描く水彩画の優しいタッチと温かい詩に魅せられるファンは多く、昨年12月には入館者が700万人を超えた。
式典には、国内外にいるファンらによる「富弘美術館を囲む会」のメンバーら約60人が出席。星野さんが「開館当初は30年も続くなんて思ってもいなかった。これからも小さな美術館を見守ってほしい」とあいさつした。須藤昭男市長らの祝辞の後、星野さんや関係者がくす玉を割って30周年を祝った。
式典は昨年開催する予定だったが新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていた。