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梅パワーで夏バテ防止――。共愛学園前橋国際大学(前橋市小屋原町)の学生グループが高崎市の梅農家などと共同開発した菓子「梅カステラスク」の販売が、同市内で始まった。梅はクエン酸やミネラルなどが豊富で、グループ長の同大2年、阿久沢臣斗さん(20)は、「気軽に食べて暑い時期を乗り越えてほしい」とPRしている。
開発は、県産食材などを使った商品を企画する同大の講義の一環として行われた。阿久沢さんら5人は、栄養が豊富な食材として、卵と県内が東日本で最大の産地である梅に着目。梅の産地である高崎市の上里見地域周辺にある梅農家「岡田農園」と養鶏会社「三喜鶏園」に共同開発を持ちかけて、昨年夏頃から商品開発を始めた。
梅味に合う商品として、カステラを思いつき、手で食べてもべたつかないようにラスクにした。加熱しすぎると風味が飛んでしまう梅は、ジャムにすることで酸味と甘みのバランスを取ることができた。
三喜鶏園が自社の卵を使って焼いたカステラをラスクにして、2枚の間に岡田農園が提供する梅ジャムを挟んでいる。同社の直営店「三喜卵太郎」の白石和紀店長は「梅ジャムとカステラの相性が良い」と太鼓判を押す。
3本入りで税込み200円。直営店(高崎市下里見町1358)で販売している。午前10時~午後5時、無休。問い合わせは同店(027・343・3884)へ。