メモ入力
-最大400文字まで
完了しました

参院選の選挙戦で最後の日曜日となった3日、群馬選挙区(改選定数1)の候補者らは暑さの中で懸命に支持を訴えた。6月22日の公示後、県内は伊勢崎市や桐生市で40度台となるなど猛烈な暑さが続いており、各陣営は氷袋やサーキュレーター、保冷剤などを使って熱中症対策に気を配っている。
ある陣営は選挙カーに氷袋や冷却パックを入れ、候補者らが顔や首を冷やす。だが、窓を開けて手を振るためエアコンの効き目は悪く、車内は40度を超えることもあり、スポーツ飲料などの補充が欠かせない。3日午前の伊勢崎市での演説では、支援者らが日陰で聞けるよう場所を調整し、支援者らはうちわや扇子を片手に訴えに耳を傾けた。
別の陣営は、こまめな水分や塩分の補給のほか、選挙カーにクーラーボックスを常備し、候補者らは必要に応じて保冷剤を首に巻く。候補者は3日昼に高崎駅前で街頭演説を行い、コンコースなどに家族連れや若者を含む支援者らが集まった。
ある候補者はこの日、みなかみ町や沼田市などを選挙カーで回り、同市での演説では「期日前投票の締め切りが迫っている。ぜひ投票所へ足を運んでほしい」と呼びかけた。この候補者の陣営もクーラーボックスに凍らせた水やお茶を入れ、水分補給やトイレ休憩の回数を増やしている。少しでも車内の温度を下げようと、こまめに冷房を入れることも心がけているという。