備後伝統産業に触れる 福山 10日まで

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

琴や染め 展示■体験■職人実演

備後絣の布地や小物が展示・販売されている会場
備後絣の布地や小物が展示・販売されている会場

 鞆保命酒ほうめいしゅや福山琴、備後かすりなど、福山市に伝わる産品について体験しながら学べる「備後ふくやま伝統産業展」が9日、福山市ものづくり交流館(エフピコ・リム7階)で始まった。繊維関連や木工など、備後地方17社の職人たちが技を実演する「備後ものづくりコレクション」も同時に開催されている。10日まで。(田岡寛久)

 伝統産業展は、福山市に拠点を置く伝統産業5組合が出展。1347年が起源ともいわれる備後畳表から、1878年に製造が始まったとされる松永下駄げたまで、各産業の年数を足して「1508年の歴史と伝統を今に伝える“五つの和”」と銘打っている。

 会場では製品を展示・販売。琴本体と弦の間に挟む「琴柱ことじ」を使ったストラップや、ミニ畳を作る体験コーナーが設けられ、住民グループが備後絣音頭を披露した。初めて琴の演奏を体験したという市立坪生小1年前原綾乃さん(7)は「とてもきれいな音が出て、気持ちいい」とにっこりしていた。

 ものづくりコレクションは、神辺町商工会(福山市)繊維部会所属企業でつくる「和楽美わらび有限責任事業組合」が企画した。参加各社は、木目調のデニム生地と施した刺しゅう、木材を薄くスライスした「ツキ板」といった製品を並べて販売。繊維にひだをつけたプリーツ加工品を用いた装飾や、革製品の小物作りなどを実演した。

 市内のデニム関連会社「四川」の担当者は、様々な色の染料を筆で水に落とし、布を浸して独特の模様に染める「墨流し染め」を指導。来場者はオリジナルのハンカチ作りを体験した。市立日吉台小5年野中陽穂あきほさん(11)は「染料が不思議な色や形に変化するのが面白かった。メキシコで暮らしている父にプレゼントしたい」とほほ笑んだ。

 事業組合の企画担当を務める広中文美さん(35)は「ものづくりの現場の一部が再現され、職人とも話せる。多くの個性的な企業を知ってもらいたい」と話している。

 産業展、コレクションとも、10日は午前10時~午後4時。入場無料。

無断転載禁止
437932 0 ニュース 2019/02/10 05:00:00 2019/02/10 05:00:00 2019/02/10 05:00:00 備後絣の布地や小物などが展示販売されているコーナー(福山市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190209-OYTNI50042-T.jpg?type=thumbnail

おすすめ記事

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ