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医療功労賞に大谷さん

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リハビリ体制 整える

「まだまだ診療現場に立ち続けたい」と意気込む大谷会長(江田島市で)
「まだまだ診療現場に立ち続けたい」と意気込む大谷会長(江田島市で)

 長年にわたって、地域の医療や保健福祉に貢献してきた人々をたたえる「第49回医療功労賞」(読売新聞社主催、厚生労働省、日本テレビ放送網後援、損保ジャパン、アインホールディングス協賛)の受賞者が決まり、県内からは江田島市の「島の病院おおたに」(旧・大谷病院)を運営する医療法人社団大谷会の大谷宏明会長(80)が選ばれた。(上羽宏幸)

 

「島の病院おおたに」会長

 東邦大医学部を卒業後、同大学の医局で勤務。1973年に古里で父が経営する大谷病院に戻り、整形外科医として診療を始めた。

 当時の整形外科は、骨折などを手術したら治療は終了。術後は特に何もしないのが当たり前だった。「患部を治すだけではなく、患者を元の生活に復帰させるまでが医療の役目ではないのか」と疑問を持ち、77年からリハビリテーションに本格的に取り組み始めた。

 国内では、まだリハビリが診療として十分に確立されていなかった時代。機器も既製品はほとんどなく、高価でもあった。そのため、自分で金づちなどを振るい、立った状態でバランスを保つ訓練に使うスタンディングテーブルを作ったり、脚や腕の動作を補助する滑車を取り付けたりした。人材確保に奔走し、地方の病院としては異例の理学療法士ら専門職員約50人がそろう体制を構えている。

 地域社会で家族と暮らしたいという高齢者の希望をかなえるため、訪問診療にも力を入れた。90年代には病院での午前の診療を終えると、車内で昼食のサンドイッチを頬張り、午後7時頃まで島内を走り回った。

 地域住民らの体力向上、健康づくりを目的に、1986年にはハーフマラソンなどの大会「ヒロシマMIKANマラソン」を発起人となって創設。毎年秋に開かれ、自らも参加する大会は、多い時には4000人のランナーを集めるなど定着している。

 今も週に2日は病院での診療を受け持ち、1日は往診に出る。「患者さんが健康になることが何よりもうれしい。受賞を励みに、あと5年は診療の現場に立ちたい」と力を込める。

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1832432 0 ニュース 2021/02/10 05:00:00 2021/02/10 05:00:00 2021/02/10 05:00:00 「まだまだ診療を続ける」と意気込む大谷会長(1月13日午後3時28分、江田島市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210210-OYTNI50003-T.jpg?type=thumbnail

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