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武田中・高 実践目指す部活 全国V

 東広島市黒瀬町の私立武田中・高の生徒たちが、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)への理解を深め、実践につなげようと「SDGs研究会」をつくって活動している。3月に初開催された全国高校生SDGs選手権では総合優勝に輝くなど、着実に取り組みの幅を広げている。(石田仁史)

オンライン講座/フェアトレード販売会

 同校では、2019年度からSDGsに関する授業を導入。中高の各1年生を対象に、SDGsの目標達成までの道のりを疑似体験できるカードゲームを取り入れるなどしてきた。英語の授業を通じ、「食」を巡る現状も学んだという。

 20年春には、同校のボランティアグループが部活として同研究会を結成した。商品を適正価格で発展途上国などから購入する「フェアトレード」で輸入されたチョコレートの販売会などを開催。新型コロナウイルスの影響で活動が制限される中でも、オンラインで全国の小学4~6年生にSDGsについて伝える講座を開くなど工夫してきた。

 全校を巻き込んで関心を高めたのが、「紙貯金プロジェクト」だ。授業などで使う紙資料の白紙の裏面を活用しようと、手作りの回収箱を校内に設置。家庭からの持ち込みも含めて集まった大量の紙を、ひもでとじて「エコノート」に仕立てた。

 ノートは自由に持ち帰ってもらい、受験を控えた高校3年生らに好評だったという。使い終わった後は再び回収し、資源ごみとして循環させている。

 現在は中高生合わせて約20人が在籍する部員たちの奮闘に、顧問の水野雄大教諭は「成果が見えて部員の熱意も高まっている。校外の人たちとのつながりも深まれば」と期待する。

 全国12校が参加した同選手権では、各校がタイアップした企業にSDGsの観点から新事業などを提案。審査員が独創性や将来性を評価するなどして競った。

 同研究会は、プロバスケットボールチーム運営会社「広島ドラゴンフライズ」に対して「平和」をテーマに、試合会場で平和への願いを書き込んだ折り鶴を折るブースを設置することなどを提言した。審査員からは広島ならではのメッセージの強さや、実現可能性の高さが称賛され、栄冠を勝ち取った。

 部長の高校3年佐能若葉さん(17)は「高いレベルの中で優勝できたのがうれしい。後輩たちには、コロナ禍の中でも視野を広げ、新しいことに挑んでほしい」と願った。

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