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<豪雨3年>避難の記憶 子どもに継ぐ

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三原のグループ 体験談基に紙芝居

紙芝居を作った「子育てサロン∞本郷」のメンバーら(右は村上さん)(三原市で)
紙芝居を作った「子育てサロン∞本郷」のメンバーら(右は村上さん)(三原市で)
災害への備えを訴える紙芝居=「子育てサロン∞本郷」提供
災害への備えを訴える紙芝居=「子育てサロン∞本郷」提供
災害への備えを訴える紙芝居=「子育てサロン∞本郷」提供
災害への備えを訴える紙芝居=「子育てサロン∞本郷」提供

 2018年7月の西日本豪雨で避難した住民の体験談を基に、三原市の子育て支援グループが、紙芝居「みんなができること~災害を忘れないで~」を作った。甚大な被害をもたらした豪雨からまもなく3年。メンバーは「あの経験を子どもたちに受け継ぐため、多くの方に活用してもらいたい」と呼びかけている。(橋本栄二)

備えの大切さ訴え

 「ゴボゴボ」「ボッコン、ボッコン」。紙芝居は、4人家族の父親が家で水の音に気付くところから始まる。雨は3日前から降り続き、父親は「水が入ってくる」と直感して避難を決意。避難所の周辺が浸水したため、高台に住む祖母宅に向かう。早めの行動が功を奏し、家族は全員無事だったというストーリーだ。

 「子育てサロン∞(無限大)本郷」(三原市下北方、見川登美子代表)の村上招子さん(60)が脚本を書いた。実演中には、避難グッズのイラストカードが入ったリュックから、懐中電灯やラジオ、おむつなどのカードを取り出す。ボードに貼り付け、準備の大切さを訴える。

 西日本豪雨では、三原市本郷地域で水没した住宅などにいた3人が亡くなった。多くの住民が数か月にわたって、小学校などに避難した。避難生活が終わった後、村上さんは市の地域支援員らと協力し、避難した約70人に当時の状況や思いを書いてもらった。

 「非常時の準備をしていなかった」「避難のタイミングが難しかった」などの声が寄せられた。村上さんらは「子どもたちに伝えて、いざという時に備えてもらおう」と考えた。体験談を紙芝居にすることが決まった。

 絵画教室の講師にイラストを依頼し、昨年完成した。今年3月には、防災イベントで親子ら約40人を前に実演。市社会福祉協議会本郷地域センター(三原市下北方)で貸し出しも始めた。村上さんは「日頃から非常用リュックや避難所を確認し、冷静に行動することを学んでほしい」と話している。

 貸し出しは無料。問い合わせは本郷地域センター(0848・86・3607)。

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2150818 0 ニュース 2021/06/24 05:00:00 2021/06/24 05:00:00 2021/06/24 05:00:00 紙芝居を制作した「子育てサロン∞本郷」のメンバーら(右は村上さん)(三原市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210623-OYTNI50055-T.jpg?type=thumbnail

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