天日干しするため、コンブを丁寧に並べる人たち。後方は利尻山(6月28日、利尻富士町で)=中尾敏宏撮影 利尻島でコンブ漁が本格化し、島民らが早朝から、浜辺でコンブを干す作業に追われている=写真、中尾敏宏撮影=。
漁は養殖ものが6月中旬に始まり、天然ものは7月中旬からの予定だ。漁船は未明に出港し、長さ3メートルほどに育ったコンブを水揚げしている。
午前4時頃に始まるコンブ干し作業には、漁師やその家族のほか、島民も長靴姿で協力するのが恒例だ。干した利尻昆布は例年、8月末から出荷される。利尻富士町の漁師神成誠さん(49)は「地域で力を合わせていい品物を届けたい」と話していた。