日常へ「もう少し辛抱」
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山本貴広
コロナの恐怖 消す「まじない」
つい先日まで、ひそかに楽しみにしていた深夜アニメがあった。ポスト鬼滅(鬼滅の
主人公の高校生らが、恨みや後悔、恥辱など人間の負の感情が具現化した「呪い」に戦いを挑むストーリーだ。架空の話ではあるけれど、今に通じる部分があるように思えてならない。
新型コロナウイルスへの恐れが生み出す
県内では、ピーク時に1日あたりの新規感染者数が324人に上った「第3波」は、日常的な対策とともに、医療従事者らの懸命な働きなどで落ち着きつつあったが、2度目の緊急事態宣言が解除された後、感染者は再び増加。7日には、過去最多の328人に達し、医療体制も
この「呪い」という文字は、「のろい」と読むと同時に、「まじない」とも読める。そうすれば、災禍を免れるようにする意味に転じる。
「もう少し辛抱すれば、かつての日常を取り戻すことができる」
桜も満開を過ぎ、目立つようになってきた新緑を眺めながら、コロナ禍の終息を願い、そんな「