レトロと自然 一体に<北条鉄道>

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四季折々の花が楽しめる県立フラワーセンター(加西市で)
四季折々の花が楽しめる県立フラワーセンター(加西市で)
物語の世界のような「緑のトンネル」をくぐり抜ける列車
物語の世界のような「緑のトンネル」をくぐり抜ける列車

 鉄道の旅の記念となる「鉄印」。県内では北条鉄道と智頭急行で鉄印をもらえる。北条鉄道の沿線では、自然豊かで郷愁を誘う風景が広がる。

全8駅13・6キロ

 加西市と小野市を結ぶ北条鉄道。13・6キロに8駅があり、粟生駅でJR加古川線、神戸電鉄粟生線と接続している。

 列車は酒米「山田錦」の産地で知られる田園風景の中を走る。遠く近くに望む山並み、沿線を彩る木々や草花が、豊かな自然や四季の移ろいを感じさせてくれる。春から秋にかけて線路の両側から木々が生い茂り、物語の世界のような「緑のトンネル」の区間もある。

 網引駅には樹齢約80年、高さ20メートルを超す大イチョウがあり、11月頃には駅前を落ち葉が覆い、“金色のじゅうたん”のように染める。

 沿線には県立フラワーセンター、国宝・三重塔がある法華山一乗寺、石仏が並ぶ五百羅漢と、見所は多い。法華口駅から、旧海軍鶉野飛行場跡や防空壕などの戦争遺跡を見学に訪れる人も増えている。北条町、法華口の両駅に有料のレンタサイクルがあり、折り畳み式は列車内に持ち込める。

大正時代の駅舎

 旧国鉄北条線を1985年に引き継いだが、さらに前身の播州鉄道当時の駅舎やホームが今も残る。法華口、長、播磨下里駅の駅舎は国の登録有形文化財で、大正時代から使い込まれた木造の待合室や出札口、窓口などはタイムスリップしたかのようだ。法華口駅構内にはパン工房があり、レトロな駅で買えるおいしい米粉パンが評判だ。

ボランティア駅長

 2006年から続く「ボランティア駅長」らが鉄道をもり立てる。委嘱された駅長たちがそれぞれの特技を生かし、住職の法話や絵手紙教室など様々な催しを駅で開く。コロナ禍で一時休止していたが、順次、再開。各駅のイベントの日時や内容は北条鉄道のホームページで知らせている。

 総務企画部長の高井均さんは「ゆっくり沿線の散策を楽しんで、気分をリフレッシュしてもらえたら」と来訪を呼びかけている。(高田寛)

       ◇

イメージキャラをデザイン

 鉄印は2種類あり、いずれも北条鉄道のかわいらしい女性のイメージキャラクター「北条ふらわ」をデザインし、駅名や社名を入れた=写真=。印刷の置き書きを鉄印帳に貼るか、窓口で押印するか、どちらかを選べる。

 鉄印帳の販売や記帳は北条町駅で取り扱っている。税込みで、鉄印帳は2200円、記帳料は300円。鉄印帳は現在、完売している。次回入荷日は未定。再販売の日時は北条鉄道に電話(0790・42・0036)で確認を。同社ホームページでも告知する。

 沿線の散策には、乗り降り自由な「1日フリーきっぷ」(840円)の利用が便利。北条町駅で買える。

 各地域の「鉄印帳を携えて」も読めます。

無断転載・複製を禁じます
1536226 0 鉄印帳を携えて 2020/10/10 05:00:00 2020/10/13 19:38:25 2020/10/13 19:38:25 四季折々の花が楽しめる県立フラワーセンター(加西市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201010-OYTAI50004-T.jpg?type=thumbnail

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