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ピアノの国際コンクールで優勝 中村  美音(みお) さん 9(芦屋市)

 まだ小さな手で鍵盤けんばんを正確に押さえ、豊かな音色でメロディーを紡ぎ出す――。2020、21年に初めて挑戦した四つの国際コンクールで1位を獲得した。「うれしいけれど、とれると思っていなくて、びっくりした」と子どもらしくはにかむ。

 美音という名前は、父・哲也さん(50)が、「音楽家になってほしい」という願いを込めて、「美しい音」からつけてくれた。3歳からピアノを習い始めたが、小学生になるまでは、「メリーさんの羊」のような簡単な曲しか弾けなかった。バイオリン奏者でもある母・彩さん(48)が「このままではいけない」と、美音さんと二人三脚でピアノに打ち込むようになったという。

 今は週に2回、レッスンに通う。練習時間は、平日は学校に行く前に10分間、帰宅後に4時間、週末は1日8時間。さらにコンクール前には1日10時間と弾き込む。大変だと感じる時もあるけれど、「新しい曲や難しい曲が弾けるようになったら、達成感があって楽しい」と頼もしい。

 新型コロナウイルスの影響で、昨年の国際コンクールはオンライン形式で実施された。ホールを借り、演奏を録画して応募した。本番に強いタイプで、審査員や聞き手がいない会場で演奏するのは物足りなさも感じたというが、イタリアの「ミラノ国際ピアノコンクール」「チッタ・ディ・バルレッタ国際コンクール」、ハンガリーの「ダヌビア・タレンツ国際音楽コンクール」でいずれも1位を獲得。アメリカの「アメリカンプロテージ国際音楽コンクール」でも1位を取り、ラトビアやベルギーのコンクールでも上位に入った。

 アメリカのコンクールで優勝したことで、22年にニューヨーク・カーネギーホールで演奏できることが決まった。リストの「ラ・カンパネラ」を弾く予定で、「すごい演奏家が舞台に立ってきた、すごいホール。頑張らないと」と意気込む。

 目標にしているピアニストは、2015年のショパン国際ピアノコンクールで3位になったケイト・リウさん。きらきらと澄んだ音色に憧れているという。「聴いている人が笑顔になれるようなピアニストになりたい」と、大きな瞳を輝かせて夢を語った。(佐藤直子)

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1899450 0 はじめまして 2021/03/10 05:00:00 2021/03/10 10:54:31 2021/03/10 10:54:31

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