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井戸知事 6選不出馬

退任表明後に記者会見する井戸知事(11日、県庁で)
退任表明後に記者会見する井戸知事(11日、県庁で)
井戸知事の6選不出馬を伝える12月11日付読売新聞夕刊1面の記事
井戸知事の6選不出馬を伝える12月11日付読売新聞夕刊1面の記事

 県知事の井戸敏三(75)(5期目)が11日、来年7月末の任期満了での退任を表明した。同日、県議会最大会派・自民党は副知事の金沢和夫(64)への出馬要請を決定。電光石火の展開は、初めての候補者擁立を目指す維新を警戒した、井戸の意向が働いたとみられる。(山本貴広、石見江莉加)

 ■本議会前に

 「知事を退任するから、発言機会をいただきたい」

 県議会閉会日の11日朝、井戸は議会関係者に電話で伝えた。「来年にならないとわからない」と進退を明確にしていなかったが突然、動いた。読売新聞にも関係者から情報が入り、本会議前に本人に確認したところ、「出馬しないと決めた」と述べ、6選不出馬を認めた。

 井戸は議場で「県庁という組織を若返らせ、活性化させなければならない」と来夏での退任を表明。その後の記者会見で、決断のタイミングをこう説明した。

 「自民党の候補者選定の議論が進んでいないようだった。『井戸はないぞ』と表明し、次のステージに進んでいただいた方がいい」

 ■スピード決定

 初当選時から井戸を支持してきた自民党は本会議後、急きょ知事選の第5回検討調査会を開催。8月に設置されたが、大阪府知事の吉村洋文(日本維新の会副代表)の新型コロナウイルス対応で人気が高まった維新の動向を横目で見ながら、慎重に議論を重ねてきた。

 この日は県議団幹事長の藤本百男が「本日中に最終結論を出してもらう」と宣告。非公開の会合では、候補名に金沢、総務官僚、大阪府職員の計3人が挙がったが一本化できなかった。

 このため、出席者12人の意向を聞き取った結果、7人が金沢支持を表明。臨時議員団総会を経て、金沢への出馬要請が決まった。

 藤本は報道陣に「与党第1党として、その日のうちに態度表明するのが一番いい」と語った。

 自民の一部には「結論ありきで納得していない」などと不満もくすぶる。過去の知事選で井戸を支えた旧民主党系と公明党は、現時点で静観の構えだ。

 ■対抗馬を模索

 慌ただしい動きがあった11日。実は維新が知事選に関する記者会見を開くと事前に告知していた。

 他党には「候補が決まったのでは」と見る向きもあったが、同日夕の維新の記者会見では「身を切る改革を実現できるリーダー」など、候補に求める条件の公表にとどまった。

 井戸はかねて、「県民ではない人が考えて、兵庫県知事をつくろうという勢力があれば、対抗していく」と述べ、大阪が本拠地の維新の動きを注視してきた。

 一方、日本維新幹事長の馬場伸幸は16日、「兵庫県知事選は独自候補擁立に努める」と語り、参院議員らの名前が浮上している。共産党も井戸の対立候補を支援してきただけに、選挙戦となるのは確実だ。「ポスト井戸」を巡る動きが始まった。(文中敬称略)

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1705734 0 インサイド 2020/12/17 05:00:00 2020/12/17 05:00:00 2020/12/17 05:00:00 退任表明後に記者会見する井戸知事(11日、県庁で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201216-OYTAI50012-T.jpg?type=thumbnail

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