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「水回り修理」相談 全国最多

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「悪質業者に注意して」と呼び掛ける北村弁護士(神戸市中央区で)=八木良樹撮影
「悪質業者に注意して」と呼び掛ける北村弁護士(神戸市中央区で)=八木良樹撮影

悪質業者 県内広がる

弁護士に聞く 行政などに頼って

 トイレや風呂場などの水回り修理で、法外な代金を請求されるトラブルが全国各地で相次いでいることが読売新聞の取材で浮かび上がった。しかも、県内では、相談件数が2017年度以降、全国最多という状況が続いている。兵庫で今、何が起きているのか。現場からの緊急報告に先立ち、消費者問題に詳しい北村拓也弁護士に聞いた被害の実態を紹介する。(高木文一)

 ――県内でトラブルが増えている

 水回り修理に関する相談件数は、兵庫県が全国最多だ。昨年度は411件で、全国の総件数(1716件)の4分の1を占める。

 高額請求に関するトラブルが大半で、15万円程度の修理にもかかわらず、100万円以上を請求された事例も多い。訴訟に発展するケースもあるが、これらは氷山の一角で、泣き寝入りした人や、だまされていることに気づいていない人もいる。

 ――なぜ、そうした業者を利用するのか

 水回りのトラブルが起きるとパニックとなり、業者のことを詳しく調べずに修理を依頼する人が多い。

 悪質業者は、大手同様にインターネットやマグネット型の広告を使って顧客を募る。冷静になって調べると、自治体の指定を受けていなかったり、業界団体に非加盟だったりすることがわかるが、「早く修理しなければ」と混乱していると気づきにくい。そこを業者側は狙っている。

 ――手口は

 広告に記載された番号に電話すると、そこから業者が派遣される。

 自宅に訪れた業者は「壁を壊して点検する必要がある」「他に異常がないか調べておきますね」などと不要な工事を勧めてくる。気がついた時には、壁が壊されたり、水道管が分解されていたりして、後戻りできない状態になっている。おかしいと思っても、最後まで工事を頼まざるを得ず、結果的に高額な請求をされる。

 ――なぜ兵庫が多いのか

 トラブルになっている業者は特定の水道会社とその系列会社とみられ、県内を拠点にしている。これらの会社は少なくとも10件以上で訴訟に発展していることが確認されている。

 ――刑事事件になったケースは

 県警が昨年、特定商取引法違反の疑いで、水道会社の代表ら3人を逮捕したほか、同種の事例が県内外で起きている。ただし、法の抜け穴を狙ったとみられる業者もいて不起訴になった事例もある。早急に有効な対策を考えないといけない。

 ――被害を受けないための対策は

 悪質業者を利用しないことに尽きる。焦る気持ちは分かるが、ネット検索やチラシで見つけたよく分からない業者を安易に利用するのではなく、行政などに相談してほしい。

     ◇

 水道工事に関する高額請求問題について随時掲載します。情報やご意見、ご感想をお寄せください。神戸総局またはQRコードから。

被害事例 本紙夕刊で報道

 読売新聞は23日の夕刊社会面=写真=で、修理業者に140万円を請求された神戸市の女性(40)の事例を報道した。

 女性は昨年9月、インターネットの広告を見て、市内の水道会社に修理を依頼。自宅に訪れたのは、派遣された別の修理業者で、「排水設備を交換しないとダメだ」などと次々と注文を付けられ、女性は最終的に140万円を請求された。

 女性は後日、地元の工務店に相談したところ、10分の1程度の代金で修理できる工事だったことが判明した。

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1724775 0 許すな!不当高額請求@兵庫 2020/12/24 05:00:00 2020/12/24 05:00:00 2020/12/24 05:00:00 エトキ別※画像の一部を加工しています https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201223-OYTAI50016-T.jpg?type=thumbnail

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