梅雨空 アジサイ映え
完了しました
あわじ花の歳時記園

淡路市長沢の観光園「あわじ花の歳時記園」で、アジサイが色づいている。近畿地方で梅雨入りが発表され、蒸し暑さの増した10日も、来園者に涼を感じさせていた。新型コロナウイルス禍で、今季はアジサイの一般公開を諦めていたが、「少しでも癒やしを与えられれば」と方針を転換したという。
西洋アジサイやニホンアジサイ、ガクアジサイなど、1ヘクタールほどの敷地を約80種4000株が埋める。ピンクや紫、青、白……と梅雨空に映え、今月下旬には一番の見頃を迎えるという。
園を管理する緒方信子さん(67)によると、感染予防の観点から一般公開は難しいと考えていたが、今季は花芽が多く、「見てもらえないのはもったいない」と判断。草刈りなどをして今月7日の公開にこぎ着けた。
「淡路島百景」の一つに指定されている歳時記園。「あわじ花へんろ」の18番札所にも選ばれている。緒方さんは「こんな時だからこそ、アジサイを楽しんでほしい」と丹精している。
アジサイの一般開放は7月中旬までで、無休。午前9時~午後6時。アジサイが見られる期間のみ、高校生以上500円、小中学生400円の入園料が必要。
問い合わせは「あわじ花の歳時記園」(0799・64・0847)。