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演奏家の仕事・公演 両立支援

初めてのコンサートでクラシック音楽やジャズなどを披露した音楽島のメンバーら(9月、南あわじ市で)=パソナグループ提供
初めてのコンサートでクラシック音楽やジャズなどを披露した音楽島のメンバーら(9月、南あわじ市で)=パソナグループ提供

 新型コロナウイルスの影響で、活動がままならなくなった演奏家を救済する取り組みが淡路島で進んでいる。島内に移住し、働きながら公演する「音楽じま―Music Island」プロジェクトで、企画したバイオリニストの益子侑ましこゆうさんは「未来ある芸術家を支援し、質の高い音楽を提供して地域を元気にしていきたい」と語る。(清水裕)

 

益子さんの企画 「目標はオーケストラ編成」

演奏家の支援と地域貢献の両立を目指す益子さん(淡路市で)
演奏家の支援と地域貢献の両立を目指す益子さん(淡路市で)

 島内で観光事業などを展開する総合人材サービス「パソナグループ」の協力を得て実現した。希望者は同社の契約社員となり、演奏技術を生かしてコンサートや音楽レッスンに取り組むほか、接客や営業などにあたる。

 プロジェクトは5月に発表され、オンラインによる演奏審査などを経てピアニスト3人、ギター、バイオリン、サックス、和太鼓で各1人を採用した。9月24日には南あわじ市で初めてのコンサートを開き、人気の歌謡曲やジャズ、クラシックなど幅広い音楽で、約40人を楽しませた。最後はウクレレを手にした守本憲弘市長も加わり、唱歌「故郷ふるさと」を披露した。

 益子さんは、さいたま市出身。3歳でバイオリンを手にし、東京音楽大を卒業後、プロになった。島とのつながりが生まれたのは2018年12月。パソナグループのレストランで演奏したのをきっかけに、同社のイベントに携わるようになった。昨夏は、レストラン「ハローキティショーボックス」(淡路市)が開業した際に舞台演出を手掛け、自ら流麗な演奏と踊りでも観客を魅了した。

 コロナ禍により、益子さんも豪華客船でのコンサートなど全てのスケジュールが中止になった。親しい音楽家たちも仕事をなくし、困窮している人は多いという。「豊かな生活には芸術文化が欠かせない。その担い手を助けられないか」との思いは強い。

 音楽家の募集は継続しており、10月から新たにフルート1人が加わった。最終的にはオーケストラを編成するという大きな目標がある。益子さんは「生活が安定し、大好きな音楽に取り組めてありがたい。島の皆さんにすてきな演奏を届けて楽しんでもらい、地元を元気にしたい」と話している。

 問い合わせは同社の音楽島担当(050・3684・4245)。

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1525381 0 ニュース 2020/10/06 05:00:00 2020/10/06 11:37:54 2020/10/06 11:37:54 初めてのコンサートでクラシック音楽やジャズなどを演奏して音楽島のメンバーら(パソナグループ提供)(南あわじ市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201006-OYTNI50008-T.jpg?type=thumbnail

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