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有馬 自転車の聖地化

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愛好家ら向けカフェ整備

 六甲山の麓に広がる神戸市の有馬温泉に14日、自転車観光の拠点施設がオープンした。六甲山は麓から山頂を目指す自転車競技「ヒルクライム」の愛好家らが「激坂げきざか」と呼ぶ人気スポット。ここを訪れる愛好家らを温泉街に招き入れようと、地元商店主らが整備した。関係者は「有馬をヒルクライムの聖地にしたい」と意気込む。(伊藤孝則)

人気の「激坂」活用

■初心者でも

 拠点施設は「カーザ・シクリズモ」。監視カメラと鍵付きの駐輪場とカフェを備える。地元商店主らでつくる一般社団法人「有馬商店会」が、スポーツ自転車の愛好家や日帰りの観光客らを想定して整備した。

有馬温泉にオープンした「カーザ・シクリズモ」前で意気込みを話す大西さん
有馬温泉にオープンした「カーザ・シクリズモ」前で意気込みを話す大西さん

 カフェでは、愛好家向けに、エネルギーやたんぱく質の摂取を重視した食事メニューを提供。ほかにもヒルクライムの裾野拡大にと電動のスポーツ自転車を貸し出すなど、初心者でも楽しめる施設になっている。

 自身もヒルクライムのファンというオーナーの大西力さん(61)は「とにかくしんどい。でも神戸の街や関西が一望できる景色にたどり着いた爽快感は、何度味わっても格別。六甲山のレジャーとして定着させたい」と話す。

■町おこしへ

 通称「激坂」。愛好家の間で「急な坂道に挑戦できるスポット」を意味し、国内各地に点在する。ヒルクライムとSNSの普及で広く知られるようになり、六甲山は2010年頃から注目を集め始めた。

 こうした動きに目をつけたのが、有馬商店会の金井庸泰さん(38)だ。地元でワインショップを経営している大西さんに声をかけ、ヒルクライムによる町おこしを計画。3年前から具体策を練り始めた。

 その第1弾として、昨夏には、モニター画面上の景色がペダルの動きと連動して変化する「バーチャルサイクリング」のオンライン大会を初めて開催。国内外から100人を超えるプロアマが参加したという。

■8ルート設定

 自転車観光を巡っては、県も「インバウンドを含む観光誘客の体験ツール」として注目しており、2019年度には県内8ルートのモデルを設定した。

 うち一つを担う六甲山ルートは全長60キロ。JR甲子園口駅(西宮市)を出発し、六甲山を東側から登り、山上を経て下山し、JR神戸駅をゴールとする行程で、その特徴はやはり887メートルもの標高差だという。

 商店会は今後、こうした愛好家らを温泉街に引き込む仕組み作りのほか、六甲山の自転車ガイドツアーなども検討する。大西さんは「いずれは全国のファンが集う有馬発のヒルクライムの大会を」としている。

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1986393 0 ニュース 2021/04/15 05:00:00 2021/04/15 05:00:00 2021/04/15 05:00:00 有馬温泉にオープンした「カーザ・シクリズモ」の店先で愛車を手に意気込みを話す大西さん(神戸市北区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210415-OYTNI50003-T.jpg?type=thumbnail

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