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地下街休業 割れる対応

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さんちか 全館で センタープラザ 店ごとに

異なる運営形態 利用者ら困惑

緊急事態宣言に伴い、全店が休業しているさんちか。通行客らが行き交う(10日、神戸市中央区で)
緊急事態宣言に伴い、全店が休業しているさんちか。通行客らが行き交う(10日、神戸市中央区で)

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言で、休業要請の対象となった神戸市中央区の地下街にある商業施設の対応が分かれている。三宮の地下街「さんちか」は休業し、近接する「センタープラザ」などの商業施設は店舗ごとに判断が異なるためで、多くは営業を継続。二つは同じ地下空間にあり、利用者からは困惑の声が広がっている。(大背戸将)

■対策として疑問

 「感染症拡大防止に伴い、当面の間、全館臨時休業いたします」

 「さんちか」は、4月25日の緊急事態宣言の発令に伴い、県が1000平方メートル以上の地下街に休業要請を出したことを受け、約120店舗全てが休業。飲食店やドラッグストアなど要請の対象外となる業態も閉じている。

 一方、「センタープラザ」などの地下エリアでは、6日時点で飲食店約170店舗のうち約9割が酒類の提供を自粛するなどして店を開けている。マッサージ店なども営業しており、日中は周辺で働く人らでにぎわっていた。

 昼食を取ったアルバイト男性(68)は「手頃な価格の飲食店が多く、いつもどおり開いていて助かる」と通常営業を歓迎している。

 仕事の行き来で周辺をよく通るパート女性(69)は「二つのエリアはつながっているため、店を閉めているさんちか側の人通りは多いまま。こんな対策で本当に感染拡大が収まるのか」と首をかしげた。

■補償が不十分

 二つの地下街で対応が分かれるのは、それぞれの運営形態が異なるためだ。

 さんちかは、市の第3セクター「神戸地下街」(神戸市中央区)が運営。同社の担当者は「市内で感染者が急増し、テナント側には『人の流れを抑制する』という県の方針に従ってもらった」と説明する。

 これに対し、センタープラザは各店主が区分所有しており、休業するかどうかは店ごとに判断している。

 地下街を含む大規模施設への休業要請に対する県の協力金は現在、施設に1日20万円、事業者に1日2万円などとなっており、センタープラザの地下でラーメン店を時短で営む男性店主(61)は「客入りは3~4割減っている中、十分な補償額とは言えず、休んでいられない」と言う。

■今後は?

 当初は11日までだった宣言の期限は、今月末まで延長されることが決まった。

 県は7日、地下街への休業要請について、土日は継続し、平日は午後7時までの時短営業を求めることを決定。酒類を提供する飲食店は引き続き休業要請となり、さんちか側は12日以降は「平日は時短で営業を再開する」としている。

 同じ地下空間で対応が分かれたことについて、県の担当者は「要請の趣旨を理解し、協力してもらえるよう、呼び掛けを強めたい」と話している。

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2042457 0 ニュース 2021/05/11 05:00:00 2021/05/11 05:00:00 2021/05/11 05:00:00 緊急事態宣言を受け、全店休業しているさんちか(神戸市中央区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210511-OYTNI50006-T.jpg?type=thumbnail

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